Many of the technique by Nero teacher
Πολλοί από την τεχνική με Nero δάσκαλος
最深部までの道のりで、俺は泉で起こったこと、自分の罪を理解したこと、そして世界と杖の成り立ちについて知ったことを話した。
「お前が知って欲しいと言ったのは俺の『罪』だ。……巫女の罪は、時代によって数も重さもバラバラだ……違うか?」
エレベーターに乗り、最下層まで一気に下がる中、ネロにそう言った。
ネロは、感情の読み取れない瞳で、真っ直ぐこちらを見つめ返していたが、瞳を閉じ、一言、ため息をついた。
『その通りです。主には、自分の背負うべき罪を知って欲しかったのです。……試すよう真似をしてしまい、申し訳ございませんでした……』
「いいよ別に。まい世代やってたことなんでしょ?」
『はい』
エレベーターから降り、厳重な扉を開ける。
そこには台座に刺された、神々しい杖の姿があった。
杖を手に取り、改めて中央に埋め込まれた、いや、はめ込まれた宝石を見つめる。
『……?どうしたのですか?』
「いや、本当に正二十面体なんだなぁ……と思って……」
確かに、はめ込まれていた宝石は、正二十面体の形をしていた。
光に反射して、キラキラと輝いている。
『……ウンディーネに何を言われたのか知りませんが、それは決められた形でございます。宝石がはめ込まれた下の方に、シンボルが刻まれていますよ』
「あ、本当だ」
確かに、下の方に逆三角形のマークが刻まれていた。
「ウンディーネに貰ったカップと同じだな」
そう言って俺がウンディーネに貰ったサブキー、カップを取り出した時だった。
杖が突然淡く光を発し始め、杖に向かってカップが吸い寄せられていった。
そして、最終的には小さなキーホルダー程度の大きさになり、カチンと杖についてしまった。
「あぁっ!俺のカップが!?」
『大丈夫です。主。それは持ち運びがしやすいよう杖に別の姿になり引っかかっているだけ……それを引っ張ればカップとしてまた手元に戻ります』
ネロの助け舟に安堵した後、杖を二三度降ってみる。
『使用方法のご説明は?』
「お願い」
『かしこまりました。ではまず、力の込めからからお教えします。まず軽く床を杖で叩いて下さい』
「こうか?」
ネロの行ったとおり、杖をくるりと反転させ、装飾のついた方で床をトントンと叩く。
しかし、何も起きなかった。
怪訝な顔でネロを見るが、ネロは感情のない声で機械的に告げる。
『主、柄の方です』
「あ、そうなの?」
ここにいるのはネロと俺だけで、別に恥ずかしがる必要ないのだが、身体が自然に赤くなる。
『恥ずかしいことではございませんよ、主。昔、えっと……記憶にはございませんが、誰かそう装飾の方を向けて…』
「辺な気、使わなくていいよ。どうせいないんだろ。別に怒らないし」
『申し訳ございません』
くるりと杖を元に戻し、柄で床をトントンと叩く。
すると、叩いた部分から水が溢れてて来た。
「えっ!?なにこれ!?」
『これが、エンカントリーオブウォーター、《水の邂逅》です』
「え?なんだって?ワンモワ」
ごめん。
長過ぎて俺には聞き取れなかったみたいだ。
てかなんでここだけ英語なんだよ。
さっきまでギリシャ語だったくせに。
『エンカントリーオブウォーター《水の邂逅》です』
「エンカントリーオブウォーター?」
『はい』
なっっっがっ。
なに?大体邂逅って巡り会うって意味じゃなかった?
俺水と巡り会っちゃったの?
『長いので、使用の際は「邂逅」だけでも可能です。今発動しましたのは、私が失礼ながらお手伝いをさせていただきました』
まぁ、普通に考えてそうだよな…。
こんなの呪文なしでやってたら歩くたんびに廊下が水浸しだ。
ネロは現れた水をスッと集めると、俺の方へと、それを渡した。
『その水球に力を込めて見て下さい。軽く……で構いません』
ネロに言われた通りに、水球の前に片手をかざし、軽く力を込める。
力の込め方は昔から母に教えられていた為、簡単にできた。
力が編み込まれた水は、次第に青みがまして来て、俺が指を振る方向へとついてくる。
『お上手ですね。それが水を操る基本動作でございます』
「これくらいは簡単だよ。水辺で母さんに猛特訓させられたからね」
『では次ですね。その水を武器に変換します。魔力を込めたまま、させたい武器を思い描いて見て下さい』
「思い描くってもなぁ……」
『なんでもいいですよ』とネロは言うが、武器なんて特に思いつかない。仕方がないので飛び道具の苦無を思い描くことにした。
すると、操っていた水が、苦無の形に変換していたのだ。
『それが、コンバージョンオブウォーター、《水の変換》です』
「長いからコンバートでもいい?」
『構いません。コンバージョンオブウォーターは、名の通り水を数多の形に変換させます。この技の鍵になるのは、想像力です。頑張ってください』
「美術5を舐めんなよ」