表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

手慰みに徒然と

20231212

作者: 紙乃二色

電車に揺られて進んでいく。皆が黙してスマホを弄っている。車内の放送が消えていく。こうして進んだ先に何があるのだろう。特になんてことのない日常の風景。地方都市の片隅に生きる私は何をするでもなくスマホを弄っていた。昔はこういう時に本を読んでいたが持ち歩かなくなったのはいつからだろうか。このスマホにも電子書籍は図書室並みに入っているのだが開く頻度は少ない。気づけばスマホであちらのSNSを見たらこちらのSNSを見てまたあちらに戻る操作ばかりだ。特に生産性はなく、ただ移動時間を浪費している。そうは思っても結局それをやめないあたり私もすっかりと落ちた生活をしている。

出来ることには限りがあり時間や気力を使いながらやっている。学生の頃は寸暇を惜しんで本を読んだりしていたが今では見る影もない。とはいえそれでも気力のある時は本を、物理的な本も電子的な本も、開いたりするが一月に3冊も読めばいい方だ。

仕事に疲れるし時間も取られる。家に帰れば飯も作って買い物にも行かないといけない。部屋は荷物で溢れ返り片付けるのも億劫だ。あぁ、どうして私はこのように人生を失敗してしまったのだろうか。人生を振り返り、何度かの選択の誤りを嘆くばかりだ。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ