White2番隊
〜神様の情報〜
ダイキリは7歳の娘がいるよ。
「マンゴヤン・オレンジ、ちょっとこっち来てくれないか。」
グンスト歴2006年1月のある日、マンゴヤンは上司のダイキリに呼ばれた。
話をきくと、何やら紹介したい人がいると言う。
扉を開けたダイキリに続いて部屋に入ると、あざやかなオレンジ色の髪に勝ち気な黄色の瞳の女の子がいた。
左目の下に涙ボクロがあり、少し大人びた印象を与える。
「ここで働きたいそうでな。キミの隊の所属にしたいんだ。」
ダイキリは彼女を指して言う。
「わかりました。」
マンゴヤンは迷うことなく快諾した。
「私はマンゴヤン・オレンジ。貴女が所属する事になるJanuary White2番隊の隊長よ。」
マンゴヤンが名乗ると彼女は何故か躊躇う様子をみせながら
「…ブロウ・サムです。よろしくお願いします。」
と名乗る。
これがマンゴヤンとブロウの出会いだった。
「ーーーーへえ、ブロウこの国に来たのは最近なのね。…と、ここが訓練室ね。」
「はい、母がこの国の出身でして。…ありがとうございます。」
マンゴヤンはブロウに様々な場所を案内しながら隊室を目指す。
あらかた説明し終えたところで、2番隊室に辿り着いた。
「着いたわ。ここが執務をする2番隊室ね。呼んだら入ってきて。」
マンゴヤンはそう言い先に入っていく。
「わかりました。ーーーーー。」
ブロウの返事は空間に溶けていった。
神様のつぶやき@kamikami
マンゴヤン・オレンジは1月9日の誕生日酒でカクテル言葉は「解き放たれた世界で生きる高貴な人」