2番隊電話部隊
〜神様の情報〜
ティアラはキッズ、ティーン、フレッシュ、ミドル、レディの部門があるよ。各世代の1番美しい人に贈られるよ。
「あー、おかしい。さて、皆に紹介しなくてはならないわね。ブロウ、入ってきなさいな。」
大いに笑ったマンゴヤンは目に溜まった涙を拭いて、隊室の後ろの方にあるドアに声をかけた。
その声を合図に、ブロウはドアを開けた。
コツ、コツ、コツ……
全員が見守る中、ブロウはマンゴヤンの隣に立つ。
マンゴヤンが頷いた為、
「初めまして。ブロウ・サムです。よろしくお願いします。」
ブロウは自己紹介してお辞儀した。
「ブロウは電話部隊に入ってもらうわ。ファジー、教育お願いね。」
「分かりましたわ、隊長。」
ファジー・ネーブルが了承して朝礼は終了した。
「さて、自己紹介から始めるわね。」
入口に1番近い4人席にファジー、アラスカ、ブロウは座る。
「私はファジー・ネーブル。貴女の教育担当をするわ。」
ファジーは胸に手を当ててオレンジの髪を揺らし優雅に微笑む。
ブロウは黙って小さく頭を下げた。
「わたくしはアラスカ・グリーンよ。」
アラスカは席を立ち、腰まである白い髪を靡かせて名乗った。頭の頂点にはティアラが輝いている。
「この世界にはティアラ持ちは何人もいるけれど、わたくしはティアラを持ってる自分を誇りに思っているわ。」
緑色の目に強い意志を宿して、ブロウをじっと見た。
「……よろしくお願いします。」
ブロウもじっと見返すと、急にキリッとした表情からアラスカは表情を和らげる。
「いい目をしてるわ。わたくしのお姉さまにしてあげます!」
「ええ!?」
ファジーは微笑みながら見守っていた。
神様のつぶやき@kamikami
アラスカ・グリーン
1月2日の誕生日酒でカクテル言葉は「優雅で純粋な心の幼き者」