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囲い込まれた状態のため

首だけ笑い声の方におそるおそる向けると


イタチ....?


私を運んでくれてる犬さんと同じく

顔がイタチで体は人間のような、、、


いや、でもイタチって可愛いかった気がする。

犬さんよりも身長は低目な気がするけど

なんかムキっとしてるからすごい違和感。


イタチと似てるのって何がいたかな、

テンとか?見たことないから

自信がないなぁ


ってちょっと目の前の事に逃避がてら

考えてはみたものの


「っっ〜〜っく、っくはっ、ひ〜」


まだ笑ってらっしゃいます。


「あ゛〜っ、もうだめだ、やっと治ってきた、、」


ちらっと見えた牙に思わず

手に力が入る。


ぎゅっ


ぎゅっ?

って、さっきの手が離せてなかったから!

また犬さんの服をしっかり掴み直してしまった。


しかもそれによって自分から

寄り添いにいってしまった形に...

ぁああっもう!


サ、パサ、バサバサバサバサッ


「あ〜っはっはっは!ひぃ〜っもうっ本当、

勘弁して、っは、わ、笑い死ぬっっ」


焦る私に

おそらく私をガン見してお怒りの犬さんに

笑いすぎて呼吸困難気味のイタチさん


シュールな現場になってしまった。。。


「ロイド!どうした!...大丈夫か?」


もう1人来たっ

今度は、熊⁉︎

さすがにこわっ怖いぃ

体が勝手にビクッとなり固まってしまう


するとずっと固まってた犬さんが

腕に力をこめぎゅっとしてくれた。


なんでかすごく、ほっとした。

ずっと優しく運んでくれてるからかな?

すごく安心する。

ルイに似てるからかも。


熊さんも腕に遮られてあんまり見えないし

今は本当にありがたいです。


「ロイド、アルベルト、何をしている?

 アルベルト、目標を発見したのだろう。

 報告しないか。彼女は無事なのか?」


熊さんが話しているのに違和感があるけど、

今気づいた。この方の声とっても素敵...!


落ち着いていて、声も低目で、

なんて言うか男の人って感じの、、、

ああっ上手く言えないけど、素敵。


私は自分が怖がっていた事も忘れて

犬さんに突っ伏すように伏せていた顔を上げ、

話し声の主を見ようと顔を振り向かせた。

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