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管理者は世界から逃げ出した   作者: ヨロイ
一章 黒王篇
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7話 等価交換魔法

「じつは例の銃を量産するのに手伝って欲しいのです。」


「例の銃?」


「ええ。信長に見せた火縄銃よりはるか未来の進化した銃です。わかりやすく言えば、火縄銃が連射式になり、威力もあがり命中率も上がった兵器です。」


「ほう、あれか。あれどうやって作るのか気になっておったのだ。それよりその威力、見せてくれねぇか?」


とワクワクした声で言う信長。


「分かった。マシンピストル召喚!」


そういい、手にマシンピストルを召喚した。

試しに木の人形を置き、それに発砲した。その様子をみた信長は、驚き、そして


「なんじゃこれ?こんなものがあるとは。なんか必死に考えた俺が馬鹿だったわ。」


といい、


「こんなもんがあれば合戦そのものが丸ごと変わっちまうわぁ。密集した軍勢は皆殺し、鉄砲足軽は銃列ではのうて散兵となる。騎馬武者どころか槍足軽までいなくなる。」


「ついでに言うと、俺の国の兵隊ではこれより殺傷能力の高い銃を一人一丁持ってるぞ。他にも都市一つを消し飛ばす爆弾、あ、今はたしか地球の四分のⅠを消滅させる爆弾があったな。」


正確に言えば自衛隊なんだが、ここは分かりやすく兵隊にしておく。


「どうなってやがんだよ未来は。」


「アレキサンドロスさんの領土すべて消せるくらいの破壊力ですよ。」


驚いた顔をするアレキサンドロス。そりゃそうだよね。


「で、エギルよ。この銃、どれくらい作れるんだ?」


「俺の持っている複製魔法で信長が持っている銃すべて使ったとして1500丁。一番の問題が弾だ。たしかたまには雷管というのがありそれには特殊なものが使われている。火縄銃1500丁と、その辺にある敵の死体を使って等価交換魔法を使いつくる。」


「え?今等価交換魔法って言った?」


と驚いた声でいうスズ。驚くことなのか?


「等価交換魔法は、魔法の中で唯一、無から有を生み出す魔法だけど、それを行うには対価が必要。対価の条件は生命。そしてなによりこの魔法の習得条件はレベル200以上であり、身体能力、魔力ともに高いこと、あ、すべて当てはまっている。」


「実はな等価交換魔法、最初っから持っていたんだが、発動条件が厳しいからな。正しい発動条件は、知的生物であることだ。なお、知的生物の生死は問わない。知的生物の範囲は、会話ができ、連携がとれる生物のことだと。」


要は、黒王軍の死体を使えば弾はつくり放題だ。


そして俺は弾をつくり始めた。



~~~~~~


北壁から王都に向かっている黒王軍本隊に


「黒王様、緊急連絡です。先に向かったラスプーチンと石田三成殿の軍が丸ごと消滅しました!」


と急いで連絡したゴブリン。


「どういうことだ」


「は。王都攻略途中にて巨大爆発が発生、それに巻き込まれました。」


「ほう、人間め、やるな。では、全力でつぶすとするか。アナスタシア、お前はミネルバ渓谷に向かえ。」


「は。黒王様。」


「おそらくミネルバ渓谷に奴らはいる。好きに戦うがよい。」


「はい。では、あの織田を殺してきます。日本人を殺す。」



~~~~~


ミネルバ渓谷 ここに織田の軍が来ていた。織田軍二千。

信長はここではこれくらいがいいと言っていた。


ここで堀をつくり、決戦に備えていた。



防御用の陣形配置がおわり、無事に銃配布もおわったころに、黒王軍が想定通りにきた。

ラスプーチン・・・怪僧ラスプーチンで有名。生命力がゴキブリ以上でも有名。

ここに来る前に青酸カリ飲まされ、そのうえめった刺しにされても生きてたくらい。

能力を使う前にエギルの魔法に巻き込まれ死亡。

石田三成・・・関ヶ原のち、逃亡中にこの世界に迷い込んだ。

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