5/11
全員、なぜか水着
「すっげーな」
「うわ~、海だよ~」
「海、綺麗」
「おいおい、あれは何だ?空飛ぶ城?すげーな」
ログインした先は、見渡す限りの海、青い空、白い砂浜、そして、空に浮かぶ城。
遠くから、聞いたことのない獣の鳴き声。
海独特の潮の匂い。
頬をなでる風。
じりじりと肌を焼く太陽。
それは世界中のどんなリゾート地よりも美しい風景。
ファンタジー系のネトゲでビーチに来たらこんな感じというのを、現実で体験したらこんな感じなんだろう。
「というか、全員、なぜか水着なんだな?」
「「「きゃあっ」」」
今頃気付いたのか、女達が胸を隠して、はずかしがる。
中にはどうどうと胸をはっている連中もいるが。
ここで、無い胸をどうとかいうと死亡フラグだ。
「いま、急に誰かを殴りたくなったのだけれど、、、」
心の中を読むなよ、、、