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*Short story*  作者: 千里
2/2

昔ながらの遊びを研究する部。/後編

後編。文章表現稚拙すぎる……!!

てかストーリーwwww^q^しにたい←

【昔ながらの遊びを研究する部。/後編】




 急にミヤコ先輩のノリが評論家のようなものに変わった。少しだけ口調が丁寧になる。



「えー、いま巷ではベイブ●ードというオモチャが流行っていますね。あれは日本伝統玩具であるベイゴマの改良性、競争性を発展させ、商業玩具として販売されたものであります。社会現象とも言える大流行を、生意気なクソガ……げふんげふん、現代っ子たちの間に起こしましたね。以上Wikipedia参照☆」



 それ、ベイゴマじゃなくてベイブ●ードの説明じゃないですか。ていうか商品の名前出していいんですか。



「ミヤコ! 俺はベイブ●ード好きだぜ!」



 サトル先輩は机から身を乗り出して、話し相手がやっと見つかったと嬉しそうに顔を綻ばせていた。



「おお同士がいたか! 実は俺様も現在進行形でハマってる」



 ミヤコ先輩も嬉しそうだ。長々続くベイブ●ードの話題にヨシト先輩が呆れながら口を挟む。



「……ベイゴマの話は?」


「そうじゃぞ、今日の部活はベイブ●ードじゃのーて、ベイゴマじゃ!」



 最近のオモチャを研究してどうするんですか。ここは昔ながらの以下省略ですよ。長い部名だから略します。



「ガタガタうるせーなー。お前ら三人組は勉強しない受験生の息子を持つ母親か!」とミヤコ先輩。


「いや何だよその例え!」とサトル先輩が突っ込んだ。



 ベイゴマを一つ手に取り、それを机に叩きつけて部長は呼びかけた。部員の視線がミヤコ先輩に集中する。



「今日は……ベイゴマ大会だ!」



 とたんにリク先輩とサトル先輩が沸き立った。「やっぱベイゴマって言ったらバトルだよなーっ」


 ヨシト先輩、溜息を吐く。それも僕と同時に。



「……研究じゃなくて遊びになっちゃったけど……まぁ、いっか」



 呆れたような、笑っているような、微妙な表情で溜息を吐いていた。額髪を掻き揚げて、先輩は僕に「やろうか」と微笑んだ。


 真面目な活動なんてしないけど、僕はこの人たちといつまでも一緒にいたいらしい。



                      *



 ……さてと、急遽ベイゴマ大会が開かれることになりまして。ベイゴマ大会の準備が整った。(ほぼ僕が準備したんだけど)


 ルールは相手のベイゴマを吹っ飛ばしたら勝ち、という至って普通なルールだ。二人ずつの対戦で、トーナメント性になっている。ミヤコ先輩は「何かルール付け加えようぜ」だとか言ってたけど、全員全力でスルーした。


 最初の対戦はミヤコ先輩とリク先輩。ベイゴマを構えて互いに睨みあう。不敵そうにニヤリと口元をわずかに歪ませていた。



「ミヤコぉっ! ワシゃあ負――」



 あっという間にリク先輩のベイゴマはミヤコ先輩のものに瞬殺された。リク先輩の回し方がただ単に弱かったからだと思う。



「ミヤコの勝ち……っと」



 ホワイトボードに書かれたリク先輩の名前にヨシト先輩がばつ印をつけた。


 続いてはヨシト先輩とサトル先輩の勝負だ。リク先輩は少し涙目になって仕方なくホワイトボードの前に立っていた。


 大人気ないのか子供じみているだけなのか分からないが、サトル先輩はベイブ●ードを堂々と構えていた。ドヤ顔で。


「レディー、ゴー」とリク先輩がやる気なさそうに言った。



「てか勝ち目ないじゃん! ベイゴマとベイブ●ードって! まずベイゴマ大会だからベイブ●ードで参加するのは反則でし……」



 ヨシト先輩が言い終える前に、サトル先輩のベイブ●ードはヨシト先輩のベイゴマを場外に吹っ飛ばしていた。大人気ないイチゴ牛乳ラバーな先輩は哄笑した。



「俺に勝てるやつぁいないな! 何たってベイブ●ードだからな! まさかベイブ●ード学校に持ってきてるやつぁいねーだろうプギャー」とあざ笑いながら、こちらに向かって指を指してきた。正直うざい。



 嫌々、泣く泣くヨシト先輩はホワイトボードに書かれた自分の名前を消していた。決勝戦はミヤコ先輩とサトル先輩の勝負である。


 ファイナルマッチ。



「……泣いても笑っても、これが最後だぜ」


「おう! まあお互い頑張ろうや、サトル」



 ……真剣勝負が始まろうとしていた。僕たちは固唾を呑んで、それを見守る。ヨシト先輩の手が振り下ろされ、試合が始まる。



「ゴーファイト!」



 その掛け声とともに、決戦の舞台へコマが繰り出された。


 ――そこまで来て、やっと僕らは違和感に気付く。何かがおかしいと。突っ込んだのはヨシト先輩だった。


 決戦の地でぶつかり合う二つのコマは……どちらもベイブ●ードで。



「どれだけベイブ●ード引きずればいいんだよ! てかこれベイブ●ードの試合じゃないし! ベイゴマの試合だし!」


「うるせえツッコミ黒縁眼鏡! 俺様は是が非でも勝ちたいんだよ!」


「つかミヤコもベイブ●ード持ち込んでたんだな」とサトル先輩が、からから笑っていた。



 ……ふと、リュックサックの中をごそごそ弄っているリク先輩の姿が目に付いた。


 ヨシト先輩も眼鏡の縁をくいと上げ、そしてポケットから何かを取り出す。


 それは。



「……僕たちも、」


「応戦じゃ!」



 ベイブ●ードだった。


 みんな持ってるのかよ!


 いつの間にかベイゴマ大会は忘れ去られ、ベイブ●ードの試合と化していた。








 騒がしい僕らの部活動。


 やっぱり、真面目に活動なんてしないけれど。


 でも……楽しいなら、それでいいかな?







【終われ←】

全体的に頭痛い内容になってしまた\(^O^)/

「リク」って名前がミクリに見えたとかマジ大誤算

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