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ウグイスが鳴く頃に…!  作者: みつ


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5/5

5

男二人が、

会計を終えてファミレスから出る。

片方がテクテクと、

駐車してあるマイカーに向かっていくと、

後ろから声が聞こえた。

「1時間!」

声は続く。

「SM、1時間5000円でいい!!

それでも、俺は待ってるぜ。

御前の新作小説、読めるのを♪()かさんから!」

そう言われた男の方は、

『だから、しばらくは書かないつもりだって!』と返そうとして、

そう発せず、こう言った。

「ウグイスが鳴く頃には!」


互いに手を振り、

今度こそ、二人は各々のマイカーに乗り込み、ファミレスを後にした。


小説家の男は思う。


  己の作品を待ってくれてる人がいる…

小説家として、こんなにも嬉しいことは他に、ない…!!と…。


        《終》

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