4話 まさかの
投稿頻度上げたいんですけど、、、、中々難しいですね。
大変申し訳にくいのですが、エディー様に体の異常はございません。」
「?!っじゃあ、あの血はどうやって説明するのよ!」
「・・・単なる鼻血だと思われます」
「・・・・・・そう。怒鳴って悪かったわね。でもどうして鼻血で倒れるなんてこと、、」
「極度な興奮状態によるものでしょう。奥様、身の回りで原因となるものはありますか?」
「??興奮状態になるようなもの子供部屋に置くわけないじゃない。」
「そうですよね・・・失礼しました。体に異常はないですが一応安静にしておいてください。」
「わかったわ。ありがとう。」
と、医者と母の会話を横目に汗をダラダラしながら聞いている俺。
なんか結構大変なことになっちゃった。
クリスチーナの破壊力は底知れぬもので、(俺にとっては)魔法よりも強い。
こりゃ耐性をつけなければ白い目で見られること間違い無しだ。
とりあえず、頑張ります(涙目)
.*・゜ .゜・*.
「にーちゃ、しんでない?げんき、なった?」
「うん。にーちゃは元気だぞ〜」
「よかったぁ」
『へにゃあ』と笑う妹。
勿論クリティカルヒットだが、今の俺には効かぬ!
精神制御魔法を現在進行形でかけているからな!これからは継続的に発動しなければならんな。
ん?魔力の心配はないのかって?
舐めるなよ。生まれたての頃から特訓してきたんだから魔力量はそれなりにあるし、なにより『エディー』のスペックが高いのだ。
作中では最大の魔力を兼ね備えていたから、魔力が無くなって気絶するなんてことはない。
この最強ボディに生まれてきたことを嬉しく思うぜ。
.*・゜ .゜・*.
「きゃー!!!!!!!イケメンっっ!」
地球と呼ばれる星の中にある日本と呼ばれる国のどこかで、『ゲーム』をプレイしながら発狂する女がいた。
「シリル様、、、イケメン、、、♡」
画面に写った金髪青眼のキャラクターに向かって興奮気味に攻略している、梅原なのかは、この世界で言うオタクだ。
「〝エディー様〟もすっっっっごくイケメンだけど、悪役なのが惜しいよねぇー。性格悪いしぃ。あ、新作出てる。買いに行こー♪」
ルンルンランランで家を飛び出し10分後。
赤信号であるのにも関わらず、トラックが勢いを止めずにこちらに向かってくる。
「━━━え。」
「ドン!」と音と共に、自身の体が空中に浮く感覚を覚える。
ものすごい激痛とともに思い出したのは課長の五月蝿い声。自分のミスを私に押し付ける上司。
そしてそんな私を救ってくれたあのゲーム。
(ああ。せっかくだから最後までプレイしたかったなぁ。)
意識が朦朧とした中、そんな事を考える。
どんどん、この体から自分が離れていくような感覚になってくる。
死んだな。私。
.*・゜ .゜・*.
「オギャー!オギャー!オギャー!」
途端に、産声が聞こえてくる。
誰の声かな。
重い目を開けて見えたのはぼんやりしているけど綺麗な女性と綺麗な男性がいる。
え、いや、待って。私、生きてる?
あの状況で?
それに、ここは何処だろう。
「この子の名前は、クリスチーナにすることにしたわ。生まれてきてくれてありがとう。」
「メリアも、よく頑張ってくれた。」
綺麗な女性に抱擁されると共に、つられて男性も抱いてくる。
クリスチーナ?メリア?
どこか聞きなれた名前だ。
まるで、以前プレイしていた━━━━━━
「エディーも、きっと妹が出来て嬉しいはずだ。」
え。
ええええええええええええええ?!
わ、私、もももももももしかして、げ、ゲームの中に転生したああああああ?!
しかもなんで悪役令嬢おおおおおおお?!
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相変わらずな語彙力の無さですけど応援してくれたら嬉しいですう。