第82話 はずれ
「がはッ!!」
ぼくは地面に叩きつけられたハルオリアさんを見る髪の色は青色、防御型と言うことか。
「何故、わたしにダメージが………」
ダメージかそれは決まっている。
「実力の差だろ」
「実力の差…………」
「ほら来いよ。早く続きをしようぜ」
「やってやるよ」
立ち上がりながら、言ってくるハルオリアさんを見ると彼女の髪の色が黄色から白色に変わっていた。ぼくは首を傾けた。
「おせーよ」
「へぇッ?」
飛び蹴りをしてきたハルオリアさんの足を掴み、投げ飛ばした。加速して、彼女を追いかける。ハルオリアさんは木にぶつかり折っていく。何度も何度もぶつかったあとようやく足が地面につき、着地した。その瞬間、目の前まで移動した。
「速い!!」
「お前が遅いだけだよ」
目の前にいる彼女に向かって、息を吐きながら、拳を振るう。咄嗟に青色に変えたようで、耐えていた。この程度か、想定外だ。もっと強いと思っていたのに今のハルオリアさん、弱いよ。リリアでも勝てるだろう。
「何、残念そうな表情をしてるのっ」
「………残念にしてる?」
「ええ、してる」
残念か、しているな、この状況に。
「そうか………」
「何か理由があるの?」
「ハルオリアさんがこの程度だったことにね」
「そ、そうなのね。カーラレスくん、さすがに傷つきます」
「ああ、ごめん」
切り替えないと、この戦いは楽しまないと、でも楽しめない。
才能が見たい。
まだ、見ぬ才能を見たい。
リリアは化け物に目覚めた。ルイさんとアルマさんは夢のために化け物をそして、師匠に見つけたまだぼくが見ていない力。ヤンキーさんは限界突破した覚悟。リゾートさんは化け物を化け物・二歩目を。
「なぁ、ハルオリアさん、お前はぼくに何を見せてくれる」
「何って、何ですか!!」
「何って、お前の中にある才能をだよ」
ハルオリアさんは既に化け物・二歩目を使える。なら、ぼくに撤回させてみろよ。ぼくの想定を上回れよ。
「来いよ。ハルオリアさん、本気で」
「なら、行くよ」
ハルオリアさんは化け物・二歩目を発動させた。
へーいいじゃん。
首を左に傾ける。
「ふぇッ?」
ハルオリアさんの拳を避ける。
「どうした?この程度か?」
「はッ、誰が」
ハルオリアさんは一歩さがり、高速でラッシュをかけてきた。それをひらひらと避ける。その時間たったの1秒。仕掛けてきた攻撃の数は数万回を超えている。
ハルオリアさんが一歩さがり、魔力を貯める。ぼくは何もせずに魔力が貯まるのを待っている。
「来い!!」
「はぁああああーーーーッ!!」
魔法がぼくを襲う。別に痛くも怪我を負う必要もないけれどなかなかいい魔法だな。相手が悪かった。そこらの雑魚なら狩れていただろうに。
魔法が終わり、ハルオリアさんは息切れているようだった。魔力の使いすぎだな。
「はぁはぁはぁはぁ…………」
「これで終わり?」
「化け物め…………」
「この程度なら、強者は余裕で耐えるよ」
「まじかッ!!」
「これで終わらせようか」
手に力を集中させ無天砲を放つ準備をする。そして、集中させた力をぼくの目の前に集める。
「はぁああああーーーーッ!!」
「くぅッ!!」
ハルオリアさんの魔法よりか、約100倍ほどの威力を放つ。
長い長い時間経ち、無天砲が終わる。横半径10メートルの10キロ以上先まで地面が抉られていた。そして、ハルオリアさんはボロボロになりながらもぼくの方を見ている。
「へぇーすごいじゃん。耐えたんだ」
もう話す気力もないのか、反応しない。だがハルオリアさん、ぼくの方を見ているようだが一体どこを見ている。攻撃が来る。
「……ッ!!」
今、ぼく、本能的にハルオリアさんの攻撃を避けた。ハルオリアさんはぼくを通り過ぎている。別にハルオリアさんの攻撃は喰らっても問題ないはずだが………
「まさか、まさか!!ハルオリアさん!!お前は!!」
振り向き、ハルオリアさんを見ると笑みが溢れた。
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