第76話 不思議な力
お久しぶりです。
不定期になりますが、ちょくちょくと投稿していきたいと思います。
楽しく待ってくださると幸いです。
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平原地帯
2人の少年が戦い合っていた。
その少年の名は、アタル・カンファードレットとカント・ヨルマーク。
彼らは、クラス対抗戦が始まってすぐに出会い、戦い合っているのだが、約数十分、未だに決着がついていなかった。
「君、なかなか、やるねぇ〜」
「これでも、賢者の子なんでね」
「なら、もっと上げていくぞ!!」
「おう!!」
俺は、ヨルマークに対して、そう返したが俺は相当厳しい状態だった。それは、ヨルマークの持つよくわからない不思議な力だ。
あの不思議な力をどうするのかが1番の鍵だが、それには、あの力を解説しなくてはならないな。
ヨルマークの力は今だに見たことがない力だった。そして、俺の魔法は、ヨルマークにとっては知り尽くしている。そのため、俺の魔法は簡単に対処されている。それに比べて、俺は、ヨルマークの力を対処しきれていない。
とりあえず、数で戦うか。
右手から炎を出し、胸の前で溜め始めた。それに対抗して、ヨルマークは、黄色オーラのようなものを手にまとい、構えとった。
「ファイヤぁぁぁぁ!!!」
「オラぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
俺の魔法に対して、ヨルマークは黄色オーラをまとった拳で魔法を破った。
何度も何度も魔法を繰り出す。しかし、ヨルマークは軽々しくそれを破っていく。だが、ヨルマークからの反撃はなかった。
ん?どうしてだ?なぜ、俺に対して、反撃をしてこない?
魔法を放ちながらそんな思考を回していると1つの仮説に辿り着いた。
ヨルマークの力は、近接戦闘のみということに。
その仮説を試すために魔法を放ちながら近づいて、ゼロ距離で魔法を放った。俺はそれを片方の拳で防ぎ、もう片方の拳でカウンターをした。しかし、そのカウンターは俺が下がったため、空を切っただけだった。
やはり、仮説は正しかったと捉えるべきだな。このまま、距離をとりながら、戦うべきだが、ヨルマースあいつには、俺の魔法を破られる。どうすればよい?
俺はひたすらに迷っていた。未だわからずのヨルマークの力に。
「おいおい〜〜、こないのかぁ、なら、こっちから行くぞ!!」
ヨルマークが急にスピードを上げやがった。
「グハッ!!」
一撃が重くなっていやがる。まだ、本気じゃあなかったのかよ!!
ヨルマークからの攻撃のラッシュが止まらねぇ。魔法が放つ隙がねぇ。
俺は飛ばされながらもヨルマークのラッシュになんとか耐えていた。
反撃しなくきゃならねぇ!!
「痺れろぉぉぉぉぉぉ!!」
四方八方に雷を放出させた。
ヨルマークは、一瞬驚い顔をしたが、速攻で黄色オーラを全身にまとい電気から守っていた。まじか、厄介だな、あの力。
「今のは少し驚いたぞぉ」
「それはどうも」
少しって、まじか。
「そうか、なら、これならどうだ!!」
俺は、火、水、風、土、雷、氷、木、毒、光、闇、俺が持つすべての魔法をそれぞれ放った。それの影響により、緑豊かな景色がなくなった。ただ茶色く汚い景色が広がった。ヨルマークは余裕そうに俺の魔法を軽々しく避けている。魔力はまだある。だが、これじゃあ決定打にはならない。
「おい!! さすがだ、賢者の子よ。だが、僕には勝てねぇよ!!」
喋る余裕すらあるのかよ。こちとら、全神経集中させてんのによぉ!!
「クソが!!」
俺は、魔法を質を高め、速く重くし、放つ。魔法は地面をえぐりながら、ヨルマークに向かっていく。ヨルマークは避けるのをやめ、防御の構えをとり、全身に黄色オーラをまとって、魔法を受けていた。ヨルマークの周りに煙ができる。そして、ヨルマークに魔法が当たる度に大きな音が上がる。つまり、ヨルマークにしっかりと当たっているということがわかる。相手の状況とかはわからないけど、何度も何度も魔法を放ち続ける。
「はははははははははははは!!!!!」
「なっ!!」
ヨルマークの笑い声が聞こえる。なぜ、魔法が当たっているのに笑っていやがる。狂ってる、クソっ!!
「ッ………!!」
目の前から来る突然の圧力、それによって、俺は魔法を中止するしかなかった。原因もわかってるあいつだ、カント・ヨルマーク、あいつから出ている。だんだんと煙の中からカントが見えてきた。現れたヨルマークは、さっきまでとはまるで違う別人のように見えた。
「ビビってんのかぁ?」
「ああ、相当にな!!」
はぁ、これが1位と2位の壁か………いやになるな。俺も最も強くなりてぇなぁ。それにしても、ヨルマークから出るあの黄色オーラ、そるがさっきよりも輝いている。
「いくぞ!!」
来る!! 再びラッシュが!! どうするどうする!! あいつのガードごどぶっ飛ばせるほどのパワーが必要だ。なら、これしか方法はねぇ!! でも、これは賭けだ。もし倒しきれなかったら、俺の負けだな。覚悟を決めろ、俺よ。あいつに勝つんだ!!
俺は、右手に炎を左手で水の魔法を出す。魔力をそれぞれの手に流し、魔力をさらに貯めていく。その間でも、ヨルマークのラッシュは続く、俺は、それを防御もできずにもろに喰らい、吹っ飛ばされる。一撃一撃が重く、思わず意識が飛びそうになる。だけど今はまだ、我慢だ!! 反撃のときは時期にくる。それまで耐えろ、そして、魔力をさらに貯めろ。今は耐えろ、俺!!
「どうした、早く魔法を放ってみろよ!!」
ヨルマークのやつ、好き勝手言いやがって!! テメェの攻撃は一撃一撃重いんだよ!! あと少しだ。
キタキタキタキタァァァァアアアア!!!!
俺は魔力が貯まりきったのを認識した。吹っ飛ばされている体を何とかして足を地につけた。足を肩幅まで広げ、両手に貯まった魔力を自身の目の前で圧縮していく。
「まさか!!」
どうやら、ヨルマークも気づいたようでその表情に不適な笑みを浮かべていた。
「もうおせぇよ。いくぜぇ!! はあぁぁぁぁぁぁぁああああああ!!!!!!」
雄叫びを上げながら、圧縮した魔力を中心に広範囲の魔力の爆発が起こった。それは俺自身も巻き込む、捨て身の一撃だ。爆発は半径約10メートルに及び、地面をえぐりながら、ヨルマークを喰らわした。
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