第54話 二つ食事
『で、サーケットのことどうするんだ?』
ぼくはお風呂に入ったあと、夜ごはんの準備をしている中、サルビアに頭の中で話かけられていた。
(白寮にあまりの部屋があったから、ここに住ませようかなと思ってるけど、いいと想いますか?)
『うむ、いいと思うぞ』
サルビアはぼくの提案に賛てくれた。そんな中、ぼくは雨に濡れた食材を見ると思っていたよりか、濡れておらず、洗ったりしたら全然使える状態だった。ぼくは安心し、料理を作っていった。
ぼくが料理を作り終わった頃、リリアとサーケットさんがやって来た。2人はお風呂に入りどこか打ち解けた雰囲気があった。
「夜ごはんできているので、食べておいてください、ぼくは他の方を呼んでくるので」
「うん、わかった。食べようカリン」
「えっ!いいの?私が食べても?」
サーケットさんは突然来た自分が食べてもいいのか、気になっていた。別にこの白寮に住んでいるメンバーなら、誰も気にしないと思うけど。
「いいと思いますよ。では」
ぼくは他の白寮のメンバーを呼びに回った。全員を呼んだあと、みんな、サーケットさんに注目していた。サーケットさんは戸惑っていたけど、リリアがカバーしていて、めずらしいことがあるんだなと思った。
ぼくたちは食事をとりながら、サーケットさんを白寮に住ませる話をしていた。
「別にいいですよ〜」
「いいんですか?」
ロウコンド先輩が住んでもいいと許可を出していてサーケットさんは驚いていた。ぼくも白寮の部屋は余っているけど、反対されるかなって思っていた。しかし、案外すぐに許可を出していて、本人の人の良さが出ているなと思っていた。
「じゃあ、明日に寮に住む手続きをしてきてね〜」
「わかりました」
ぼくはサーケットさんを白寮に住ませることが決まったあと、席を立ち上がり、少し離れたところで食べ始また。他のメンバーも各自食事についていった。
「意外と優しいとこあるんだ」
ぼくが黙々と食べている最中にテラス先輩がぼくの向かいの席に座ってきた。普段だったら、イノセ先輩といっしょに食べているのに今日は何故か、こっちで来て食べてきた。イノセ先輩はどうしたのだろうと、目でいつもテラス先輩とイノセ先輩が食べている方を見ているとそこには、誰もいなかった。
「何のようですか?テラス先輩」
「いやーめずらしいこともあるんだと」
「何か悪いですか?」
「いや、何も」
テラス先輩はどうやらぼくがサーケットさんを白寮に連れてきたことをめずらしいと思い、バカにしに来たようだった。テラス先輩とは、こうやって話すことはあのときの夜中の訓練場以外なかったな。しかし、この話題を繋げることはめんどくさいから、他の話題に変えますか。
「そういえば、イノセ先輩はどうしたのですか?」
「あそこ」
ぼくはテラス先輩が指を刺した方を見た。するとそこには、イノセ先輩とロウコンド先輩がいっしょに食べていた。
二人の会話は盛り上がっているようで、ぼくとテラス先輩との会話は大変つまらないものだとすれば、先輩たちはその正反対だった。
「ずいぶん楽しそうですね」
「ええ、こことは違って」
ぼくが無表情で言ったら、テラス先輩はニコニコ笑いながら言ってきた。ぼくはテラス先輩のことを見て、何かにテラス先輩って、怒っているのかなと思った。ぼくは一瞬でその理由を察した。
イノセ先輩か…………
イノセ先輩はいつもテラス先輩と大抵いっしょにいるから、このイノセ先輩とロウコンド先輩がいっしょに食事をとっている状況に怒っているのか。
「テラっ!!」
「ん?どうした?」
「いや、何もありません」
ぼくはテラス先輩にイノセ先輩と何かあったのかと聞きそうになったが、この先が怖かったため、聞くことを止まった。テラス先輩は不思議そうにぼくのことを見てきた。
「突然だけど、最初の話題に戻るけど、何で彼女を助けたの?」
本当に突然だな。やっぱり、会話を変えることは失敗して、最初の話題に戻ったか。
「いや、ただ助けたいと思っただけですよ」
「え?本当?」
「本当ですよ」
ぼくがサーケットさんを助けた理由になぜか納得していない、テラス先輩だったが先輩はは立ち上がり、食べ終わった食器を持って行こうとしていた。
「ぼくだって、人助けぐらいしますよ」
ぼくがそう言うとテラス先輩は少し微笑んだあと、「そう、なんだ。またね」と言ったあと、食器を洗い場に持って行った。そのあと、イノセ先輩のもとに行っていた。ぼくはそんな姿のテラス先輩を見て、何しに来たのかなと思った。すると、ぼくはふと他のメンバーが何をしているのか自分でもわからないけどなぜか気になった。リリアの方を見ると、一年女子メンバーで楽しながら、食事をとっていた。彼女たちの席はぼくとは対角にある場所、ぼくのところとは違ってうるさくてサーケットさんのことで盛り上がっているようだった。
ぼくには関係ないことだから、食器を洗い場に持って行ったあと、自分の部屋に戻って行った。




