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第4話 合格発表

 …次の日…

 朝起きると7時00分ぐらいだった。今日は昨日よりか、早く学園まで行く必要がなく、ゆっくりしていた。


「カイロさん、朝ごはんできたので下まで来てくださいね。」

「わかりました。」


 サルカさんが呼びに来たので、準備して食堂に向かうとすでにリリアさんが食堂にいた。


「カイロ、おはよう」

「リリアさんもおはようございます」

「カイロさん、リリアちゃんどうぞ」


 サルカさんが持ってきてくれた、朝ごはんを食べていった。

 ごはんを食べ終わるとそれぞれ、学園に行く準備をしに、戻った。

 準備が終わり、宿の玄関まで行くと、サルカさんがいた。


「何でいるのですか?」

「あなたたちが合格できたかの確認。早い方がいいから」


 ぼくは疑問に思ったことを言うとサルカさんは答えてくれた。その内容は納得だった。確かに、確認してから作った方がいいからな。そんなことを思っていると、リリアさんが「ごめーん」と言いながらきた。


「リリアちゃん、あんなにいったのに準備していなかったですか?」

「はい、ごめん。カイロも遅くなってごめん」

「大丈夫ですよ。さあ、向かいましょう」


 ぼくたち3人は学園に向けて出発した。


「そういえば、リリアさんはサルカさんが一緒に学園行くかとを知っていたのですか?」

「ん?え!何でいるの?」


 リリアさんはサルカさんが何でいるか気づいていなかったようで、おもっきりびっくりしていた。


「今更、合格祝いをするために、合格発表を見に行くの」

「何で?」

「見に行った方が、そのまま、確認することができるからですよ」

「あ、そっか」


 リリアさんの間抜けな面を見ながらぼくたちは、学園に向けて歩いて行った。



 ◇◇◇



 学園が見えたきたころ、門前にジュリさんがいた。


「リリア、カイロ、おはよう」

「ジュリ、おはよう」

「おはようございます。ジュリさん」


 ぼくたちの姿を見たジュリさんがあいさつをしながら近づいてきた。


「あのー彼女は誰ですか?」

「あ!そうだった。サルカは初めましてだね。サルカ、この子はジュリ。そして、ジュリ、こちらはサルカ。」

「初めましてサルカです。よろしくねジュリちゃん」

「うん、よろしく、サルカ」


 ぼくたちは学園の中に入っていった。


「では、私はこちらの場所で待っていますね」


 サルカさんは保護者などの試験を受けた以外の人がいる待合所に行った。ぼくたち3人は合格発表場まで行った。


「もう、少しで発表だね。どきどきするよ」

「うん、どきどきする」

「ぼくは受かる自身があるので大丈夫ですよ」


 ぼくたちはしゃべりながら、合格発表の時間まで待っていた。


「みなさん、合格発表をしますので、前にある掲示板にそれぞれ1から100番までの数字が書かれます。左の掲示板から若い番号の人になっているので気をつけてください。合格者の番号だけ、のっています。番号と一緒に英語と数字が書かれているので、それも忘れないように覚えといてください。では、発表します。どうぞ」


 そう掛け声があがるといっせいに掲示板についていたカーテンが外された。喜ぶ声と悲しむ声がいろんな場所から聞こえていた。ぼくはもちろん合格してた。


「3人とも合格だね」

「うん、嬉しい」

「この英語と数字には何の意味があるのでしょうか?」


 ぼくたち3人とも合格していた。しかし、この英語と数字が何を意味しているのかはわからなかった。

 ぼくはAと25、リリアさんはAと26、ジュリさんはAと28位だった。

 ぼくはフレンさんやヨイさんの姉らしき人な茶髪の男の人がどうなったか気になったが会えるだろうと思い、サルカさんの所まで行った。


「サルカ、私たち、全員受かったよ」

「それはおめでとう。私は帰って、合格祝いの夜ごはんを作っておくよ。あと、ジュリちゃんも食べにくる」

「いいの?」

「いいの、いいの1人ぐらい増えたって、それよりか、祝う方が大事だからね」

「うん、ありがとう」

「では、あまり遅く帰ってこないでね」


 サルカさんが帰っていった。ぼくたちはこれから学園の説明があるので、説明をする部屋まで行った。

 そこの部屋は筆記試験をした場所だった。

 ぼくたちは最後の方だったのですぐに学園の説明が始まった。


「まずは、みなさんおめでとうございます。早速ですが、説明しますね、まずこの学園には学園寮があるので希望するかたはあとから来てください。そして、英語の方はそれぞれのクラスとなっていて、それぞれ36人クラスが6クラスあり、AからFの番号があります。……」


 説明はその後も続いたがだいたいが生活面の話で授業内容とかの説明はなかった。そして、学園から1人1つの魔法袋を貰った。


「ぼくとリリアさんは寮に入るけど、ジュリさんはどうするですか?」

「わたしも寮」

「一緒だね。じゃ、寮に入るための受け付けのところまで向かおう」


 寮の受け付けの列はすごく並んでおり、時間がかかりそうだった。

 だいぶ並んでいるとぼくたちの番までやってきた。


「どこの寮にしますか?」


 寮には種類があり、赤寮、青寮、黄寮、緑寮、桃寮、白寮の6つの寮があり、そん中で緑寮が男子専用の寮で桃寮が女子専用の寮だった。


「せーので選ぼう。じゃあいくね、せーの」

「「白寮」」

「桃寮」


 リリアさんの掛け声で同時に選んでぼくとリリアさんは白寮、ジュリさんは桃寮だった。


「これでいいですか?」

「はい、お願いします」


 ジュリがそう答えた。


「では、お名前は?」

「カイロ・カーラレス」

「リリア・フリーダム」

「ジュリ・フォグミスト」


 ぼくたちはそれぞれ名前を言ってその場をあとにした。


「ごめん、一緒の寮にしなくて」


 説明会も長くて、夕方ぐらいになってきたので宿に向かっていた。その帰り道、ジュリさんが急にあやまってきた。


「大丈夫だよ。どうして急に?」

「友達だから」

「何か理由があるの?」

「うん、お姉ちゃんが桃寮にいるから」


 ジュリさんはお姉さんと一緒の寮に入るためであった。


「なら、いいんじゃないかな。ジュリさんはお姉さんのことが好きですか?」

「うん、好き」

「なら、ぼくたちとは同じクラスだから教室や授業で一緒だけど、お姉さんとは会う時間も限られるから、寮だけでも一緒でもいいんじゃないかな?」

「私もそう思う」

「ありがとう。2人とも」


 ぼくたちはその後のしゃべりながら帰っていたら、ぼくとリリアさんが泊まる宿についた。


「おや、帰ってきたのね」

「ただいまです。女将さん」

「ただいま」

「おかえり、うむその子がジュリちゃんだね」

「はい、今日はありがとうございます」

「いいのよ、ジュリちゃん、お祝いごとは何人いてもいいからね。それより、早く荷物置いてきて、もうすご、夜ごはんの準備もできるから」


 ぼくたちを迎えてくれたのはサルカさんのお母さんでこの宿の女将さんだった。各自部屋に荷物を置いた。ちなみにジュリさんの荷物はリリアさんの部屋に置いたらしい。

 食堂にいくと豪華な料理が並んでいて、サルカさんが待っていた。


「あらためて、合格おめでとう3人とも」


 ぼくたちはそれぞれに感謝を言った。その後にぼくたちは「いただきます」と言って料理を食べていった。


 夜ごはんを食べたあともしゃべっていたら、いつのまにか11時を過ぎていた。


「あ、そろそろ帰る」

「えー何で」

「明日から学園がある、その準備」

「なら、私とカイロで送っていくね。いいよなカイロ」

「よいですよ」

「なら、お願い」

「では、女将さん、ジュリを送ってきます」

「はい、いってらっしゃい」


 ぼくとリリアさんはジュリを送るために外にいった。

 ぼくたちがジュリさんが泊まってる宿に歩いていった。

 もう夜遅いたま小さな声で話し合った。いつのまにか、ジュリさんが泊まる宿についてきた。


「ここ、ありがとう、また明日」

「うん、また明日ね」

「明日もよろしくお願いします」


 ぼくとリリアさんはジュリさんを見送って、ぼくたちの宿に帰って行った。このときは、行きとは違い何もしゃべっていなかった。すると、リリアさんが急に立ち止まった。


「どうしたのですか?」


 ぼくがそう聞いたけど、リリアさんはしばらく黙っていた。しかし、返事が返ってきた。


「ねえ、カイロ少しいい」

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