第40話 行方
レヴィアさんが2,500体の魔族と魔物を瞬殺した。
私は新星九王の実力を知ることができた。いつかは変えないといけない壁、その壁は高い方が私はさらに成長できる。私は楽しみが増えたことにうれしかった。するとレヴィアさんが私のところに帰ってきた。
「おつかれさまです。レヴィアさんすごいじゃあないですか」
「お、おう、ありがとう」
私がグイグイ言っているため、レヴィアさんは若干引いていた。
「リリアちゃん、そんなに迫られても困るっていうか………」
「ごめんなさい」
「リリアちゃん、私だけじゃあなくて、アリアちゃんも見てあげて」
私はお姉ちゃんのことを見るとお姉ちゃんの背中に青色なんかいた。
「お姉ちゃんも化け物を使えるの!!」
私は叫んでしまった。化け物って、案外使える人が多いだと知ったからだ。
そういえば、カイロが世界の猛者は使っているって言っていたな。
私はカイロがそんなこと言っていたなと思い出して苦笑いしていた。
「何、急に叫んだあと、笑っているの?」
「ご、ごめんなさい」
私は気まずくなって謝っていた。レヴィアさんは「なんで?」と言ってきた。とりあえず、私は笑った。
「リリアちゃん、化け物って、何?」
「え?」
私は自然と声が出てきた。レヴィアさんは不思議そうにこちらを見てきた。
化け物について、知らない。なんで? レヴィアさん使っているのに、そんなまさか、化け物って言う名前知られていないのか?
私は一所懸命レヴィアさんが知らない理由を考えた。そんななか1つの結論が出た。それは単純に名前が広まってないことだ。
「レヴィアさんに発現していたあの緑のやつのことですよ」
「え!! そうなの?」
「うん、知らなかったんですか?」
「僕もアリアちゃんも知らない、これが発現してから不思議な現象だなと思っていただけで名前までは詳しく知らなかった」
やっぱり私の予想は正しかった。
知られていないだけなんか、やっぱり、カイロって最強を名乗るだけあって、いろんなこと知っているな。
私は改めてカイロのすごさについて理解した。カイロに化け物のこともっと聞こうかな。
「あ、もうすぐ終わりそう」
私はレヴィアさんの発言によって、お姉ちゃんの戦いを見た。見ると魔族がボコされていた。お姉ちゃんは氷魔法を使っていることしか、わからなかった。
氷魔法か、私は持ってない魔法だな、確か派生魔法だっけ、いいな、四大魔法よりか、珍しい魔法、私も使いたいな。化け物を使ったら、魔王の直属の側の魔族を倒すことはできるってことか。
『氷刃』
巨大な氷の剣が魔族のリーダーに当たった。そしたら、魔族のリーダーはバタリと倒れた。
私はお姉ちゃんのところに駆け寄った。
「お姉ちゃーーーん」
「リリア、怪我はないっすか?」
「うん」
「アリアちゃん、おつかれ」
「ありがとう、レヴィアこそ、おつかれっす」
「おい、お前ら」
私たちがしゃべっていると魔族のリーダーが起き上がってきた。
「流石に今のは効いたぞ」
「もう、お前らの負けっすよ」
「それはどうかな、俺にはまだ、90,000体ほどの戦力がある、それがもうすぐ来る、それに霊度の1人もよ」
「な!!」
魔族と魔物があと90,000体ほどいるって、私たち終わるぞ、さっきまでの数が10,000体ほどで次が9倍の数が来るって、傷を負っていない者は私たち3人だけだし、今、結界の中には重傷を負って回復魔法を使って治療中の者だっている。それにさっきは5,000体は聖水で強化されてなかったけど、あとから来るやつらは全員強化されているかもしれない。相当まずい、何か策がないと私が化け物を使っても、さすがに90,000体は無理。それに魔王の直属の軍がもう1体来るのか、絶望な状況だな。
「レヴィアさん、いける?」
「流石に厳しい、数が多すぎる」
レヴィアさんも厳しいらしい、どうすればいい。
「ん?」
「お姉ちゃん、どうしたの?」
「リリア、なんか1体の魔族がこっちに向かってるっす」
「確かに」
お姉ちゃんが言った通りこちらに近づいてくる魔族がいた。だけどそれ以外の魔族や魔物が近づいてきているようすがなかった。
「タウ様大変です!!」
「おい、お前、援軍はどうした」
「全滅です!!」
「はぁ?」
90,000体ほどの魔族や魔物が全滅したってことかな。
どうして?
「拠点に攻め込んできた、2人組によって全滅させられました」
「たった2人で90,000体をだと、ふざけんなよ」
「いえ、やったのはそのうちの1人だそうです」
もしかして、その2人組ってカイロとサルビアのことなのかな。誰でもいい、これで、私たちの方が有利になってきた。
「で、カイはどうした?」
「カイ様もその者にやられてしまいました」
カイ様ってことは、もしかして魔王の直属の軍の1人のことかな?
「おい、拠点に攻め込んできたやつの特徴はなんだ」
「はい、90,000体を倒したり、カイ様を倒したのは、オレンジ色の髪で瞳の色がオッドアイの少年で、もう1人は白銀の髪で白水色の瞳を持つ少女です」
私はその特徴を聞いてその者たちがカイロとサルビアだと確信した。さすが、カイロ、来ないと思っていたらそんなことやっているなんて。
「くそが!! 何者なんだよ、その者たちは」
「これでわたしたちの方が有利っす」
「ちっ、くそが!!」
私たちに希望が見えてきた。残りはあの2体の魔族だけ、これでこの勝負に勝てる。
「よお、お前ら」
そんななか1人の声によってこの勝負の行方はわからなくなった。その者は私たちでも魔族どもでもカイロやサルビアでもない。
その者は
「楽しそうなことしてんじゃねぇか、俺も混ぜてくれよ」
黄金世代、氷山、アクエラだった。




