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第32話 ランク戦

 闘技場についた。

 闘技場は長方形の形をしていて、その外側には、観客席があるほど、人が見えるようなスペースがあった。


「まずはどちらから行いますか?」

「はい、私からやります」


 リリアの冒険者ランクを決める試験からすることになった。ぼくは観戦席に向かい座った。


「では、審判は私が行います、ではルール説明を行います、試験は一対一の対決で、どちらかがギブアップするか、動けなくなったら、決着がつきます」


 受付嬢がルール説明をし終わるとリリアは準備運動を始めた。対するドボンは、余裕そうな顔をしていて、リリアが準備運動をしていることに笑っていた。


「では、お二人型、お名前を」

「ドボン・オリンカ」

「リリア・フリーダム」


 リリアが名乗ると一気に観客席が騒がしくなった。その内容を聞いていると、フリーダムと言う名前によって騒がしくなっていた。

 リリアではなく、フリーダムにか………

 そういえば、馬車のとき、アリアさんがわかったら、騒がしくなっていたな。なら、騒がしくなっている原因って、アリアさんのことかな。

 アリアさんは何者なのでしょうか?

 すると


「ふぅ、間にあったっす」

「アリアちゃん、そんな急がなくても………」


 聞き覚えがある声と知らない声が聞こえてきた。その者たちは、急いでやってきた感じだった。他の人たちは、やってきた者を見ると驚きの声が上がっていた。ぼくもそっちの方を見るとアリアさんと黒髪で両目が黄色の瞳で前髪によって左目が隠れているポニーテールの女性がいた。


「あ、カイロ、ヤッホーっす」

「こんにちは、アリアさん」


 アリアさんはぼくを見つけるとこちらにやってきた。


「ねえ、アリアちゃん、妹ちゃんはどこにいるの?」

「あれっす」


 黒髪ポニーテールの女性が尋ねてので、アリアさんはリリアを指差した。


「アリアさん、この方は、どちら様で?」

「あっ!! カイロは初めましてっすね、レヴィア、自己紹介」

「僕は、レヴィア・ツバサです。カイロくんだよね、よろしく」

「はい、カイロ・カーラレスです、ツバサさん、よろしくお願いします」

「レヴィアでいいよ」

「わかりました、レヴィアさん」


 黒髪ポニーテールの女性はレヴィアさん。

 アリアさんといっしょに闘技場の観客席に現れたとき、アリアさんと同じような反応があった。

 ぼくとレヴィアさんは話し合った。アリアさんは、リリアに対して、応援をしていた。


「おい、ガキ!! オメェはアリア・フリーダムと姉妹なのか?」

「そうだよ、私のお姉ちゃんだよ」

「そうか、そうか、ますます、潰したくなってきたな。おい!! さっさと始めろ!!」

「では、試験開始」


 受付嬢がドボンにビビり、試験を始めた。

 ドボンは、始まった瞬間、リリアに襲いかかった。リリアは転移して、空中を浮いた。


「おい、ガキ!! 降りてこいや!!」


 ドボンは飛ぶことができないらしく、リリアに降りろと言っていた。

 魔法を使ったらだめなのかな?


「ねえ、魔法使えないの?」


 リリアがプププと笑いながら、ドボンを挑発していた。ドボンはその言葉が図星っぽくて、キレ出していた。


「じゃあ、これでおしまい『水乱(すいらん)(げき)』」


 リリアは魔法をドボンに放ち、ドボンに直撃された。


「勝者、リリア・フリーダム」


 ドボンはその攻撃によって気絶しており、リリアの勝利が決まった。1つ魔法で気絶するって、もしかしてドボンって相当弱いのか?

 リリアが言っていたことがあっていた。ドボンってBランクより、低いランクの方があっているくない。

 リリアはこちらに戻ってきた。


「リリアおつかれ」

「次はカイロの番だね、がんばってね」

「はいはい」


 ぼくが闘技場に行った。

 リリアはアリアさんとレヴィアさんと話していた。

 アルペンさんが闘技場に現れると、観客席が盛り上がっていた。その者は女性の方、ばっかりでアルペンさんはモテてるのだな。


「君の友達、強いね」

「ドボンが弱いじゃねいですか」


 アルペンさんが話しかけてきたので、ぼくは返すと、空気が凍った。ドボンを煽るのやめた方が良かったか。


「お二人型、お名前を」

「アント・アルペン」

「カイロ・カーラレス」

「では、試験開始」


 ぼくとアルペンさんの戦いが始まった。

 アルペンさんはさすがAランク、Bランクとは全然動きが違った。剣と魔法を使った攻撃は、次の一手の選択肢を増やしている。

 ぼくは、アルペンさんの攻撃を手でさばいていった。


「やるじゃん、でも、本番はこれから」


 アルペンさんがそう言うとスピードが上がった。

 ぼくは、アルペンさんの攻撃をかわしていって、アルペンさんの隙が生まれたので、蹴り飛ばした。ぼくは自分の魔力で剣を生み出した。


「はぁ、はぁ、はぁ、強いな君は、俺はこれでもAランクだぞ………ん? なんだ、それは?」

「魔力でできた剣ですよ」

「魔力だと………!!」


 アルペンさんや観客はぼくの魔力の剣を見て驚いていた。魔力の実体ってできないんだ。まあ、いっか。


「じゃあ、終わりにしましょうか」

「くっ!!」


 アルペンさんは冷静さをなくして、真っ直ぐ突撃してきた。ぼくは、高速でアルペンさんを剣で切った。そしたら、アルペンさんはその場で倒れた。

 アルペンさんのことを応援していた人が驚いた表情をしていた。他の観客の人もAランク冒険者が負けてびっくりしていた。

 Aランク冒険者が新人に負けるとこんなことになるのか………


「勝者、カイロ・カーラレス」


 ぼくの勝利が決まった。

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