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第28話 他の町へ

 夕方

 ぼくは他の町に旅行に行こうとしていた。ぼくの部屋にリリアと集合していた。


「では、リリアそろそろ行くよ」

「わかった、準備満タン、じゃあ行こう」

「とりあえず、この学園から抜け出しましょう」

「どうやって?」

「そりゃあもちろん、空を飛んで」


 ぼくとリリアは窓から外に出て、空を飛んで学園の敷地内から抜け出した。


「カイロよかったの?」

「何が?」

「いやーカイロって、寮で料理を作る仕事があるじゃん、だから、いいのかなって」


 リリアは寮での仕事は大丈夫なのか聞いてきた。ぼくはそこのところは大丈夫だった。


「そこは大丈夫ですよ」

「なんで?」

「先輩方に頼んできたので」

「あ、そうなん」

「はい、では急ぎましょう」


 ぼくたちは王都の入口を目指した。


「へいへい、この馬車、3名までだよ」

「ん?」


 ぼくは声をする方を見るとさまざまな馬車が停まっているところが見えた。


「あれは馬車?」

「ん? あーあ、そうだね、あれカイロ、馬車は初めて?」

「いや、一応乗ったことがあるけど、ああいう停まっているのはたくさん見るのは初めてかな」

「じゃあ、あれで他の町に行こうよ」


 ぼくはリリアに馬車が停まっているところまで連れて行かれた。


「あのすみません」

「ん、どうした?」


 リリアが馬車のおじさんに話しかけていた。


「これどこに行きますか?」

「これは、冒険者の町アラクエ行きだ」


 冒険者の町アラクエ。冒険者の町か、楽しそう。


「あと、何人乗れますか?」

「3人だ」

「カイロ行き場所って決まってるの?」

「決まってないよ」

「なら、これでいい?」

「いいですよ」

「すみません、2人乗ります」

「あいよ、銀貨2枚だ」


 高いな。1人銀貨1枚分。身分証を作る値段といっしょか。あの宿が安かったのかな?

 でも、いいか。ぼくは銀貨2枚を馬車のおじさんの渡した。


「か、カイロ悪いよ」

「大丈夫大丈夫、誘ったのこっちだし」

「ま、そんなに言うなら、ありがと」


 ぼくたちは冒険者の町アラクエ行きの馬車に乗った。


「リリアはアラクエという町に行ったことあるの?」

「ないよ」

「ちょっとよってもらっていいっすか」


 ぼくたちが馬車の中で話していると茶色フードの女性に話しかけられた。


「すみません」


 リリアはぼくの方につめてきた。


「では、出発するぞ」


 馬車が動き出した。乗り心地は最悪だった。座る場所は痛いし、馬車自体は揺れてる。

 ぼくはフードの女性のことを考えていた。

 この女性の方、強いな、何者なんでしょうか?


「君、わたしに何かようっすか」

「………いや、なんでもありません」


 フードの女性のことを考えていたら、いつのまにか、彼女のことを見ていたのか。

 ぼくは外の景色を見ていた。ちなみにリリアは馬車が動き出すと速攻で寝ていた。よく寝れるな、こいつ。


 あれから数時間たった。

 馬車の中では暇だった。ふと横をリリアの方を見てみるとリリアがフードの女性の肩にもたれかかっていた。


「ごめんなさい」

「いいっすよ、それにしても、2人は恋人同士っすか?」

「違いますよ、ただの友達です」

「ふーん、ねぇ、わたしはアリア、君は?」

「ぼくはカイロです。アリアさん、よろしくお願いします」

「うん、よろしくっす」


「おっ!!」

「うわっ!!」


 急に馬車が急停止した。


「ま、魔物が現れた」


 この馬車の運転手が叫んだ。


「カイロはリリアをお願い!!」

「え? なんでリリアの名前を………」


 アリアさんは馬車を飛び出していった。ぼくはリリアを寝かせた状態のまま、馬車の外に出た。


「や、やっぱり」


 ぼくは魔物と戦っているアリアさんを見た。彼女はぼくが思ったより、ずっと強かった。少なくとも、リリアやルイ、アルマたちよりか強いレベルだった。

 彼女の戦闘スタイルは斬撃と魔法を使った遠距離型のスタイルだった。しかも、あれなら、近接戦闘でも十分に戦うことができる。


「あれって、フリーダムじゃないか!!」

「ほんとだ、すごい!!」


 他の乗車しているお客さんが言っていた。


「ふ、フリーダムって」


 ぼくも驚いていた。フリーダム、リリアといっしょの名字。まさか、リリアの姉なのか?アリアさんは魔物との戦闘でフードの中が見えた。銀髪で左目が紫色の瞳で右目は水色の瞳を持っていた。


「リリアの姉なのか………」


 ぼくは声がでていた。すると、アリアさんが魔物を倒して、こちらに戻ってきた。


「アリアさんって」

「そう、わたしはアリア・フリーダム、リリアの姉っす」

「魔物はどうするのですか?」

「あっ!! 忘れてた」


 アリアさんは魔物のところに行き、魔法袋に入れていた。


「じゃあ、戻ろうか」


 ぼくたちは再び馬車に乗った。馬車はアラクエに向かった。


「なんで、こいつはアリアさんのこと知らなかったのですか?」


 ぼくは爆睡してるリリアがアリアさんのことを知らなかった理由を聞いた。

 アリアさんは昔のことを語り出した。


「わたしはリリアがまだ物心がつくぐらいのときにわたしは死んだことになっていたんだ、でも、わたしは死んでなかった、わたしがお母さんにお願いしたっす」

「そのお願いは?」

「王都に行って、もう死なないように強くなりたいって」

「それって反対されないですか?」

「最初は反対されたけど、お母さんを倒したら、王都に行ってもいいって言われたから」

「勝ったんですね」

「そうっす、だから、王都に行くことができたっす。

 たぶんリリアはわたしのこと覚えてないと思います」


 ぼくはそんな話を聞いて、フリーダム家って複雑なんだなと思った。


 リリア以外と早くお姉さんと会えましたね。


 ぼくはリリアがお姉さんに会えることがよかったと思いながら、リリアの寝顔を見た。

 冒険者の町アラクエが見えてきた。

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