第27話 黄金世代
あの後、ジュリのもとに戻った。そして、ジュリといっしょに待機場に向かった。待機場につくと、同じグループの人や他のグループの人や、パルソーナ先生がいた。
しかし、カルトリア先生や、ルイたちはいなかったため、医務室に行ったのだと思った。そして、その後は解散になった。
さらに、学園もしばらくの間、襲撃が来たため、他の生徒にまで被害が出るかもしれないため、休みになった。
蠍が襲撃した次の日、ぼくは自分の部屋でニュース記事を見ていた。あと、ついでに………
「なんで、リリアがここにいるの?」
「いいじゃん、別にそれにしてもカイロの口調も変わったね」
リリアもぼくの部屋に遊びに来ていた。ぼくは自分の口調を変えていたというより、昔の頃の口調に戻した。
「一応、こっちが素だよ」
「そうなんだ、それにしてと寮から出ることが禁止なんて嫌なんだけど」
「それはみんな思ってますよ」
学園側は生徒の身を守るために、学園の休み期間は寮から出ることが禁止になった。
「てかっ、カイロがRって本当だったんだね」
ぼくは昨日、リリアに自分のことについて話した。
「他の人には言わないでよ」
「わかってるって」
「そういえば、リリア、なんか手紙が届いていたけど誰からだったんですか?」
今朝、リリアのもとに手紙が届いていて、ぼくはそれが気になった。
「お母さんからで私にお姉ちゃんがいるって」
「えっ!? 知らなかったの?」
「うん、昔から私はお母さんと暮らしていたから、お姉ちゃんがいるって知ってたのは今日が初めて、だから、私、お姉ちゃんに会ってみたい」
「会えるといいですね」
「うん。それで、カイロはなんのニュース記事見てるの?」
こいつ、急に話題変えてきたな。ぼくは手でこっちに来いとアピールした。リリアはめんどくさそうに来た。
「えーと、氷山事件」
「そう、これを見てる」
氷山事件、それは、蠍に襲撃するまえに起こった。
騎士団が襲われた事件。
騎士団は重傷を負った者がほとんどだったけど、幸いにも全員命があった。主犯格は、そこで力を見せつけるように氷山を作った。
「これって、確か、まだ、主犯格は捕まってないよね」
「うん、そうだね」
「それに、主犯格って、自分のことを黄金世代なんて言ってたよね」
「うん、そうだね」
「また、その反応、カイロ、もしかして黄金世代のことについて知ってるの?」
ぼくが淡々と返しているため、リリアが聞いてきた。
「うん、知ってるよ」
「なんで?」
「ぼくも黄金世代の1人だからかな」
「………ッ!!」
ぼく自身も黄金世代の1人だった。リリアは驚いていた。そりゃあ、事件を起こした主犯格と同じ世代だったからだ。
黄金世代
全員で13人
双剣。
氷山。
自変。
宙壊。
毒槍。
破滅。
振竜。
黒王。
樹界。
蒼封。
天負。
皇帝。
虹色。
それぞれがこの世を破壊できるほどの力を持つ者がほとんどで別名で悪王の化け物とも言われてる。
「黄金世代ってこんなにいるの!」
「うん、そんなかでも、虹色、皇帝、天災の2つ名を持つ三大角は別格で、残りは十真と呼ばれてるんだよ」
「へーなら、カイロはどれなの?」
「ぼくは虹色だよ」
ぼくはそう言うとリリアも納得するように頷いていた。なんでだ?
「なんで?」
「だって、カイロ、最強って言っていたじゃん」
リリアはぼくが最強だと、言っていたから、納得していたのか。
「蠍は毒槍のこと?」
「うん、氷山事件はそのまま、氷山だよ」
「黄金世代に勝たないと最強にはなれないのかよ」
「そうだね、頑張ってね、ぼくもできる限り残りの黄金世代とは会いたくないな」
「なんでなの?」
「蒼封と樹界は仲良いいんだけど、その他の黄金世代とは敵が多いからね」
「もしかして、黄金世代って仲悪い?」
「相当仲悪い、ぼくたち3人ぐらいしか、仲良くない」
まあ、あいつらが来た原因はぼくの可能性がほとんどあるからなんとかしないといかないとな。でも、特に皇帝と天災とは会いたくないな。
「でも、黄金世代でもいいやつはいるからな」
「例えばー」
「蒼封と樹界はいいやつで、振竜、自変、双剣は敵対しなかったましかな」
「残りは悪いやつだと」
「うん、やばいしかいないね」
「氷山の名前とかもわかるん?」
話題が再び氷山事件のことの話に戻った。自由のやつ目。
「氷山の名はアクエラ、またの名をジョーカー」
「なんで、別名があるん?」
「アクエラが所属しているところで呼ばれている名前がジョーカー」
「へーまあ、いっか」
「おい!」
リリアはアクエラのことなんてどうでもいいような感じだった。
「リリア、この休みの期間何をするのですか?」
「私はこの寮でゆっくりとする、カイロは?」
「どっか別の町にでも行こうかなと思いまして」
「………え? えぇーー!! それ大丈夫なの?」
リリアは驚いていた。声がでかい。けど、心配していた。
「まあ、蠍の襲撃はニュース記事になっていないからいけるかなって」
なんと言おう、この襲撃事件は学園だけで、王都とかでは、ニュースになっていなかった。
「でさ、リリアもいっしょにくる?」
「行く!!」
リリアもいっしょにくることになった。
「で、いつ行くの?」
「今日の夕方」
「わかったけど、ルイたちは?」
「誘ってない、ぼくもことあんまり知らないし、バレたらめんどくさいから」
「あーなるほど、なら、ジュリは?」
「他の寮、誘えない、バレる危険性が上がる」
「確かに、なら、2人でいっか、じゃあ準備してくるね」
リリアはそう言い自分の部屋に戻っていった。
ぼくも行く準備を始めた。




