表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/85

第25話 鋼

 …side ノア…



 いつもいつも他の四大令嬢とは差を感じた。

 ルイとアルマは元から強い。

 クレカも成長スピードが早かった。

 だから3人とも天才だと思ってた。

 けれど、3人とも違うかった。

 同じ寮に入り、3人を見るとつねに努力をしていた。

 しかし、ぼくは努力をしてこなかった。

 だからこそ、ここまでの差が生まれてきた。


 襲撃者がぼくのことを足手まといと言った。

 確かにそうだと自覚した。

 化け物が発現してないのもぼくだけで、いつのまにかクレカにも抜かされそうだった。

 3人から離されるのがいやだった。

 いや、違う、弱いぼく自身がいやだった。


 襲撃者は強かった。

 ぼくたちを圧倒するぐらい、ぼくは襲撃者に対して恐怖が生まれた。ぼくは死ぬと悟ったとき、ルイが声を上げた。そして、他の2人もぼくを励ました。ぼく自身、なんでかわからないけど、その言葉に勇気を持つことができた。なら、期待に応えないといけない。ぼくは襲撃者に対する恐怖がなくなり、立つことができた。


「化け物か、めんどくせぇ」


 襲撃者はそう言った。ぼくは気になって、背後を見たら、風の竜がいた。


「これがぼくの化け物」

「ほぉ、化け物について、知ってるのか」


 そういえば、襲撃者も化け物を知ってるのか。ぼくはこの溢れ出る力に感心した。それよりも、まずはみんなを。


「みんなー助ける『ウィンドハリケーン』」


 バリーーン


 ぼくはみんなが動かなくしている鋼を壊した。すると、3人とも化け物を出した。

 第2回戦が始まろうとした。



 …side ルイ…



 ノアが覚醒した。

 もう、ノアの目に恐怖がなかった。化け物によって、力が増したノアの攻撃で鋼が壊れた。


 そうだ、忘れていた、カイロとの話を。わたしは思い出した。あのとき、カイロとの戦闘でボロボロにならない服がボロボロになったのは、化け物の影響だと言っていた。なら、ノアが鋼を壊すことができたのは、化け物による影響なら。わたしは化け物を出した。アルマもクレカもわたしを見て、化け物を出した。

 これであの襲撃者にも対抗できる。


「いくよ」


 わたしがそう掛け声すると、みんな動き出した。


「たく、化け物が4体かめんどくせぇな」


 そう言いながら、襲撃者はわたしたちの攻撃を捌いている。


鋼化(はがねか)


 襲撃者の肌が灰色になった。


『ストーンヘッド』


 クレカは襲撃者を殴ると後退して、殴った方の手を押されていた。アルマがクレカのもとに駆け寄った。


「い、痛いですわ!」

「どうしたの?」

「あいつ、鋼のような硬さしてるわ」

「それはまずいですね」


 化け物の力をのった攻撃でも、びくともしないほどの硬度を持っている。これだと、こちらの攻撃が通じない。


「これじゃあ、キリがないですわ」

「どうします」

「ねえー鋼には、やっぱりー炎が1番じゃない?」

「それもそうか、鋼は溶けるから、なら、わたしがあいつと近接で戦闘をする、援護を頼む」


 わたしは襲撃者との距離をつめて、火の剣で斬りつけた。


「ほぉ」


 襲撃者が後退していった。左目は鋼になっていないことに気づいた。もしかして、目までは鋼することができないのか。それが、本当なら、あれの弱点は目か。わたしは距離を取らせないようにつめていった。


『ロックスパイナル』

「やれ!」


 クレカの攻撃は襲撃者の槍とぶつかり消されて、槍はそのままクレカにいった。クレカはその槍の対処のため、クレカの援護はできなくなった。


『ウォーターブラスト』

『ハリケーンガン』


 残りの2人が魔法を放った。その攻撃は、襲撃者に直撃し、そこには、煙がたった。

 わたしは、襲撃者の距離を一気につめた。


「なっ!!」


 襲撃者はわたしを視界に入り驚いていた。わたしはその隙に逃さずに襲撃者の左目に攻撃していった。しかし、襲撃者はわたしの攻撃を当たる前に避けた。


「ん? 左目か」


 襲撃者の左目は燃えていた。


「この鋼化の弱点をつかれたか」


 やっぱり、目までは鋼にすることができないのか。鋼と言っても、目まで鋼にすると、視界に影響がでるのか。


「おもしれぇな、テメェら」


 襲撃者は左目の炎を消し、巨大の槍を自身のところに戻した。そして、襲撃者は一度眼を閉じて、再び眼を開けた。

 そのとき、すごい気配が現れた。わたしはその気配に押され、みんながいる場所まで下がった。


「すごっ!!」

「やばいですわ!!」

「これが……」

「本来のあいつの力か」


 しばらく、すると気配が落ち着いた。わたしは襲撃者を見るとさっきまでとは全然違う人だと感じた。


「いくぞ、『剛砲(ごうほう)』」


 襲撃者が広範囲の技を放ってきた。わたしたち避けることができず、直撃した。


「こんなもんか」


 わたしは襲撃者の技をくらって、動かなくなった。他のみんなももう動くことができなかった。しかも、わたしたちの化け物を消えていた。


「これで、終わりだ」


 襲撃者がわたしたちにトドメを刺そうとした。


 パリン!!


 そのとき、結界が割れる音がした。

 上から人がきた。


「フンッ」


 襲撃者はその者を知っているようで笑っていた。


「やっときたか、RN(アールエヌ)


 そこには、灰色のキツネよ仮面をつけた者がいた。

広告の下にある[☆☆☆☆☆]を[★★★★★]にしていただけると嬉しいです。


更新の励みになりますのでどうかお願いします。


ブックマークもいただけると本当に嬉しいです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ