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第23話 襲撃者

 訓練が始まってから、少ししたとき。


 待機場


「いやー今日はどこのチームが1番早く帰ってくるのかなー」


 そこには、カルトリア先生がいる。カルトリアはそんなのんきのことを言っていた。


「やっぱり、暇だなーこの時間……………この訓練、いつになったら、終わろうかな…………」


 カルトリアも、この訓練をいつ、終わらればいいかわからなかった。


「これも、全部、パルナが悪い」


 カルトリアはパルナ改めて、パルソーナのせいにしていた。それもそのはず、パルソーナは、カルトリアに魔物で連携の訓練をさせろ、そのあとのことはまた今度言うと言っていたからだ。


「………あっ! だれか帰ってきた」


 それから、しばらくして、だれが帰ってきていた。


「………え!? 1人?」


 そこには、1人だけしか、いなかった。


「だれ!!」


 姿が見えてきたとき、カルトリアはその者に対して、尋ねた。その者は、黒髪、黒色の瞳の左目と灰色の瞳の右目、全体的に紺色の服、口を隠すことができる灰色のマントの男性。そんな人はこの生徒ではないとカルトリアは感じ、戦闘体勢をとった。


「………名などどうでもいい」

「………ッ!!」


 カルトリアはその者の迫力に押されてびびった。


「いくぞ」


 その者はカルトリアに襲いかかった。



 …side ルイ…



「やっと、終わったね」


 わたしたちは今日の訓練の魔物の討伐が終わった。


「今日は1番目かなー」

「1番目に決まってますわ」


 ノアとクレカが話し合っていた。

 1番目か、わたしたちのチームとサカグチとバトリアスの2人チームのところが1番目をとっていた。

 わたしたちは待機場に向かって歩き出した。


「ん?」


 アルマがわたしの服を引っ張ってきた。かわいいやつめ。


「どうしたのアルマ?」

「カイロさんって、何をしているのかな」


 カイロか。正直なところ、彼が1番、このクラスで謎が大きい存在だ。最初のテストのときに、わたしとアルマを圧倒した実力。そのときに見せた、わたしが恐怖したあのカイロ。力を隠したいのなら、わたしたちに力なんて見せないのになぜか、カイロはわたしたちに力を見せた。

 しかし、その後は力を見せてくれない。何がしたいのか、まったくわからない。


 やっぱり、アルマもカイロのことが気になっていた。


「わたしにもわからないよ、カイロのことなんて…………」

「………そう…………やっぱり、カイロさんはあたしたちとは違う世界で生きてる感じがする」

「………それは勘?」

「ううん、だって、カイロはわたしたちとは、次元が違うほどの実力を持っていたから」


 世界が違う、次元が違う。あれ、それなら、わたしたちの約束したことって、もしかして。


「ねぇ、アルマ、わたしたちの約束した夢ってさ、カイロに勝つことで近づく?」

「うん、ルイ、あたしもそう思う」

「ならさ、次、2人でカイロに戦うとき、絶対に勝とう、約束のために」

「うん」


 わたしとアルマは次の目標を決めた。あのカイロとの差をうめるためには、どれだけ強くなったら届くのかなと思った。


「ねえールイちゃん、アルマちゃん、何の話してるのー」

「わたくしも気になりますわ、いつも、2人だけの空間を作って」


 ノアとクレカが話に入ってきた。

 そういえば、わたしとアルマの約束は、ノアとクレカには話してなかったな。わたしはアルマを見ると、話してもいいとアイコンタクトされたので、さっき話していた内容をノアとクレカに話していった。


「そんな約束していたのなんて、わたくし初めて知りましたよ」

「ぼくもーぼくもー何かあると思っていたけど、そんなことがあるなんて」

「あははははは」

「ごめんね、2人とも」


 ノアもクレカもわたしたち2人の約束のことを話すと驚いていた。もっと早く話してほしかったらしい。


「それにしても、カイロくんってそんなに強いのー」


 ノアがそんなことを聞いてきた。当然か、ノアはまだ、カイロとは戦ったことがなくカイロの実力を知らない。


「わたくしはカイロは強いと思いますわ」

「何で?」

「だって、あの最初の試験で、ルイといい戦いをしていましたので」

「そうなんだ」

「アルマは別のところにいて、知らなかったのか」


 クレカはあの試験でのわたしとカイロの戦いはモニターに映っていた。しかし、アルマはわたしとカイロの戦いがモニターに映ってないと思っていたらしい。


「でも、強いと思っていたけど、次元が違うほどの強さなのですの」

「うん、えっとね」


 アルマがカイロの強さを伝えていた。わたしもあの試験でのカイロはまだまだ本気ではなかったと思うし、どれだけの強さなのかわかってないな。


「カイロの強さはわかったけどーその化け物ってなにー?」

「カイロによると、化け物は自分自身の中に眠るもので、わたしだったら、炎の鳥」

「あたしなら、水の狼」

「それって、人によって違うのですの?」

「うん、そうだけどそれがどうしたの?」


 クレカが不思議なことを聞いてきた。アルマが返したけど、アルマもクレカの発言に気になっていた。


「たぶん、わたくしもその化け物ってやつ発現したことありますわ」

「「「………え!?」」」


 クレカも化け物が発現していると言った。


「何で?」

「あの事件のときに魔族との戦闘で、わたくしに土の虎が現れたからですわ」


 クレカはその当時の出来事を話してくれた。その内容は、確かに、わたしやアルマの化け物と同じ現象だった。そのため、本当にそれは化け物だと確信した。


「あれ、それってーぼくだけ、発現してないじゃん!」

「まあ、頑張れ」


 わたしたちはまだ、化け物が発現したことがない、ノアを励ましていった。

 すると、待機場についた。


「………え?」


 待機場につくとノアが戸惑っている声を上げたので、わたしはノアが見ている方を見た。


「カルトリア先生!!」


 そこには、ボロボロの姿になっているカルトリア先生とその先生の首を掴んでいる謎の男がいた。

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