第18話 深夜の対抗
…深夜…
「やっぱり、怪しい」
ぼくは孤児院で感じたことを思い返していた。
「今夜、何か起きる気がする」
窓を開けて外を眺めた。
「場所はこの王都のどっかですか……王国騎士に強さがばれるのは嫌だなぁ………………………また、この仮面にお世話になりますか」
キツネの仮面を手に取った。
「では、いきますか、『血の永世』」
そして、ぼくは窓から外に出て行った。
孤児院
「ん? 誰なの」
「……………」
「ひぃ、た、助けて、パル姉、クレカ姉…………カイロ兄」
…side クレカ…
「おきて、おきてください、クレカさん!!」
「う、うーん、どうしたのですの?」
深夜、急にパルケアに起こされた。
「リノが誘拐されたのです」
「え!? それほんとですの?」
「ほんとうです!! おばさまもいませんし」
「とりあえず、リノの部屋に行きますわ」
わたくしとパルケアはまず、リノの部屋に行った。
「これは」
「リノの魔力ですわ」
リノの部屋には、リノの魔力で道ができていた。
「パルケア、他の子を頼みますわ、わたくしが探していきますわ」
「はい、お願いします」
わたくしはリノの魔力道をたどってリノのもとに向かった。
「リノ!!」
「クレカ姉!!」
「何しているのですの、おばさん!!」
リノを誘拐したのは老婆のシスターだった。
「あら、クレカちゃん、どうしてここに」
「リノを助けにきたのですわ」
「それは無理ですね」
「クレカ姉、助けて」
「うるさい」
リノがおばさんに殴られた。
「リノ!! おばさん」
「くチャチャチャ」
おばさんは奇妙な笑い声をした。
「な!!」
「あちゃしは霊度の1人、プサイ」
おばさんが右ツノが生えている魔族になった。
「魔族、だったのですの、おばさん」
「ああ、そうだよ、あちゃしは魔族ずっと魔族だったよ」
「パルケアや子どもたちに信頼されていたでわないですの」
「滑稽だったな、まさか、魔族とは知らずに接してくれるなんてよ」
「このやろう、何が目的でリノを誘拐したのですの」
「この小娘は絶大な魔力を持っているため手に入れたら、魔王様に褒められるためだよ」
『ロックソード』
わたくしはその言葉を聞いた瞬間、剣を作って構えた。
「あら、何のまねですか、クレカ、もしかしてあちゃしと戦うっていうの」
「そのまさかですわ」
「うわ!! た、助けて」
「リノ!!」
魔族はリノを拘束して、わたくしに襲ってきた。
「くっ」
「あら、さすが四大令嬢の1人、これぐらい受けてくれないと相手にもならないよ」
わたくしの剣と魔族の拳がぶつかり合う。しかし、わたくしの方が押されている。
「ぐはっ」
わたくしは剣で拳の軌道を変えながら、魔族の腹を蹴った。
『ロックスパイナル』
蹴った場所に追撃をした、その結果、少しだけえぐれた。
「少しはやるようだな、だがしかし」
「!!」
『ショットアップ』
「がはっ」
「クレカ姉ー」
ドサッ
わたくしは魔法は直でくらい、奥の方に飛んで行った。わたくしはそのまま気絶した。
「こんなもんでいいか、くチャチャチャチャ、おい、小娘さっさと行くぞ」
「た、助け」
「だまれ」
「きゃあ」
わたくしは目覚めると完全に回復した魔族がリノを連れ去ろうとしていた、助けないと立ち上がろうとしたが、体が動かなかった。
(ふざけんな、動け、動いて、リノを助けないと)
そんなこと思っても、体をびくとも動かなかった。
魔族の方を見るとリノが泣いていた。
(そうだ、わたくしは、ただ守りたいだけ、笑顔をなくさないために、あいつに勝って、リノを守る)
「ほう、まだ立てたか………な!! 何だそれは!?」
わたくしから土の虎が現れた。
「わたくしだって知らないですわ……………けれども、あなたぐらいの魔族なら勝てますわ」
「調子に乗るなよ」
魔族はわたくしの言葉に相当怒っているようで、今でも襲ってくるようすだった。
「来ないのですの」
「言われなくても、行ってやるよ」
わたくしが挑発すると魔族が攻撃をしてくる。けれど、さっきまでよりか魔族のスピードが遅く見えた。
「遅いのですわ」
わたくしは攻撃を受ける前に剣で魔族を切り上げた。
「ふん」
「ぐぅ」
わたくしが持っていた剣を魔族に向かって投げつけた。
『ロックアーム』
わたくしは土でできた巨大な手で魔族を地面に叩きつけた。
「くチャチャチャチャ、なかなかやるではないか…………………だけど、あちゃしらは魔王様の直属の軍、お前みたいな小娘はあちゃしらには遠ておよばん」
「その傷で何ができるのですの」
「『ヒール』 傷というのはどれのことかな〜」
「くっ、回復したのですの」
「これがある限り、小娘には負けねえよ〜だ」
(やっぱりあの回復魔法が邪魔)
「怖気つきましたか〜」
「そんなわけ……『ストーンヘッド』……ありませんわ」
ドン!!
わたくしの拳と魔族の拳が衝突して、衝撃がおきた。
ドンドンドンドン!!
その後も何度も拳をぶつけ合った。
「はぁはぁはぁ」
「この程度で疲れたのですの」
「クソが…………………………あ、そうだ」
魔族は何か思いついていた。
「な!!」
「これがどうなってもいいか」
「く、クレカ姉」
魔族がリノを盾にした。
「リノを離して」
「誰に口を聞いてるのかな〜」
「くっ(わたくしのせいで)」
「これで終わり、『ショットカノン』」
わたくしは真正面から魔族の魔法を受けた。
「はぁはぁはぁ」
「あれ生きていたのか」
トントントントン
「誰だ!!」
「ん?」
わたくしは魔族が向いている方に向いたら、灰色髪のキツネの仮面をつけた人が歩いてきた。
「お前何もんだ?」
「……………………」
仮面の人は魔族の問いに答えず歩いていた。やがて、わたくしの近くまで行くと立ち止まった。
「我が名はR、秩序と混沌を正すもの」
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