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第16話 師匠

今回からはカイロ視点です。

「カーラレス、ラーバロスト、シープディ、お前ら少しこい」


 ぼくたち3人試験が終わって、休憩場に戻ったら、先生に呼ばれた。


「先生、どうしたのですか?」

「お前ら3人は途中からどこにいたかまったくモニターに映らなかった、どこにいたんだ?」

「え? 普通に戦ってましたよ」

「うん」


 ルイさんとアルマさんが答えていたが、ぼくにはモニターに映らなかった原因を知っているため、黙っていた。


「カーラレス、お前は何か知ってそうだが、何かしらないか?」

「い、いえ、何も知りません」


 ぼくはずぼしだったので、つまりながら答えた。


「はぁ………………まぁ、よい…………………その服はどうした?」

「あはははは」


 ぼくたちの服は戦闘によって、ボロボロの状態になっていた。


「いや、ただの戦って負ったものなので、大丈夫ですよ」

「なら…………もういい、お前らは休憩場に行っとけ」


 ぼくたちは先生から解放された。


「か、カイロ、すごかったよ、ルイとの戦い」

「ありがとうございます、リリア」


 ぼくが休憩場につくとリリアが話しかけてきた。


「いやーいい戦いだったよ」

「でも、あとは暇ですよ、だって、グループ試験では、4番は負けちゃいましたから、あとはここでモニターを見るだけになりましたからね」

「まぁ、どんまい」

「どんまい」

「いや、いつの間にいたのですか? ジュリさん」

「ついさっきから」


 ぼくとリリアが話している中、ジュリさんがぼくたちのところに来ていた。


「カイロ、すごかった」

「ありがとうございます」


「よし、第3試合、1番対2番のグループテストを行う、各チームは準備に取り掛れ」

「では、頑張ってきてください、リリア、ジュリさん」

「カイロ、頑張ってくるね」

「うん、頑張る」


 リリアとジュリさんを送っていった。


「では、第3試合、1番対2番のグループテストを始める……………では始め」


 試合が始まるとルイさんとアルマさんの動きが悪かった。


「ぼくとの戦闘でのダメージが回復しきれなかったのか、これだと、いつも通りの動きができないですね」


 そのため、数十分で第3試合が終わった。


「第3試合終了、1番対2番の試合は1番の勝利」


 試合が終了して、1番と2番の人たちが帰ってきた。


「お疲れさまです」

「いやー疲れったー」

「うん、疲れた」


 ぼくは帰ってきた、リリアとジュリさんを迎えた。

 その後、全員の治療が終わるまで、ぼくたちは他愛のない話をしていった。


「よし、今回のテストを終了する、今日の授業は終わりだ………………あと、ラーバロストとカーラレスはこのあと、ボロボロになった服の代わりをもらってこい」


 解散したあと、ぼくとルイさんは学園の服がもらえるところに向かっていった。


「第3試合目はどんまいだったですね」

「なんかカイロとの戦闘以降、動きが悪くなってね」

「今はどうですか?」

「まあ、だいぶよくなってきたよ」

「そういえば、この服って、ボロボロにならないじゃあなかったっけ?」

「化け物によってできた影響ですよ」

「化け物ってすごいですね」

「はい、化け物は自分自身の身体能力を引き出してくれるのですよ」

「ほえ〜〜」

「…………………そういえば、ルイさんとアルマさんの約束って何ですか」


 ぼくは気になっていたことを聞いた。


「いつかね、アルマと2人で宇宙を旅して、まだ見ぬ土地を見つけること」

「だから、最強になる夢を持っているのですね」

「そう、この世界で最強にならないと、宇宙では通用しないと思って……………だから、カイロ、あなたに勝つから」

「じゃあ、待ってますよ……………それに」

「それに?」

「ぼくはルイさんとアルマさんの夢を見てみたい」

「じゃあ、カイロ、見ててよ」


 ぼくたちはその後、他愛のない話をしながら、歩いていると、先生に言われた場所についた。


「ルイさん、ここでいいんですよね」

「うん、ここで合っていると思う」

「じゃあ、行きますよ」


 ルイさんが頷いたので、ぼくは扉をノックして、部屋の中に入っていった。


「君たちがラーバロストちゃんとカーラレスくんだね」


 そこには、ぼさぼさの金髪を持つ先生がいた。


「はい、今日のテストでボロボロになった服の代わりをもらいにきました」

「はい、その通りです」

「パルソーナちゃんから聞いてるよ、はい、これ代わりの服」


 金髪の先生から、服を受け取った。


「あちしはケルマニア、好きに読んでくれていいから………………てか、なんで服がボロボロになっているの?」

「いやー戦闘で」


 苦笑いしながら、ルイさんは答えていた。


「ふーん、何かありそうだけど………まあ、いいか」

「では、ケルマニア先生、さよなら」

「ケルマニア先生、さよなら」

「うん、2人ともさよなら、また来てね」


 ぼくたちは部屋を出て、帰路についた。

 その後、しばらくして、ぼくはあのことを思い出して止まった。


「そういえば、ルイさんは何で宇宙を旅をしようと思ったのですか?」

「昔に魔物に襲われたときに助けてくれたあの人の影響かな」

「とある人ですか?」

「うん、ハット帽をかぶったお姉さん」

「そのお姉さんは宇宙の旅人なんですよね」

「うん、そうだよ」

「鎌を使っていました?」

「そ、そうだけど、何でわかるの?」

「やっぱり…………………あの人のことですか」

「え!! カイロ、知ってるの!!」

「だいぶ、知ってますね」

「ねぇ、お姉さんって何者なの?」


 ぼくがあの人のことについて知っている、そのため、ルイさんはあの人ことが気になっているようで、ぼくの肩を揺らしてきた。


「まあ、あの人は化け物ですよ、あの人みたいになりたかったら、クソ強くならないといけませんよ」

「そ、そんなにやばい人なの?」

「やばいどころではないですよ、1つの世代の最強ですよ」

「はぁ!! えっぐ………………てか、何でカイロはその人と知ってるの?」

「昔に会ったことがあるから………………まあ、頑張ってくださいね」


 ぼくは笑いながら、ルイさんを応援して、歩いて行った。

 転生してからは1度も会ってませんね………………あなたがルイさんやアルマさんを守ったってことは彼女たちにはまだ、ぼくが知らない力が隠されているってことですかね……………また、お会いしたいですね…………………師匠。

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