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第14話 圧倒

今回はルイ視点です。

「ルイさん、アルマさん、ここからが本当の戦いですよ」 


 カイロが言ってきた。


「アルマ!! 構えて、カイロは強いよ」

「え?!」

「さっき、カイロと戦って、カイロは汗1つかいていないから、気をつけて」

「うん、わかった」

「話はそれまででいいですか」


 カイロがそう言ったら、わたしたちの方に向かってきた。


「ぐはっ」


 わたしはカイロに腹を蹴られ、後ろに飛んだがすぐに着地することができた。

 わたしは正面を見るとカイロの剣とアルマのレイピアがをぶつけあっていた。しかし、アルマの方が押されていた。


「なんですか、そのレイピアは?」

「あたし、専用に作ったもらいました」

「アルマ」


 わたしはカイロとアルマが会話しているなか、近づいていき、カイロに向かって剣を振ったが、剣を握っている力を抜いて、アルマに押されて、その反動でかわされた。

 アルマはすぐにカイロとの距離を縮め、レイピアで突いていった。けれど、カイロは突きをすべて回避していった。


「すごい」


 わたしはつい思ったことが口に出ていた。


「ルイ、追撃」

「ご、ごめん」


 アルマの言葉にハッと気づいて、カイロとの距離を詰めていった。

 そして、わたしとアルマで同時攻撃を仕掛けたいった。


「「え?!」」


 わたしとアルマは同じようにびっくりしていた。

 カイロが剣を地面に落として、わたしの剣とアルマのレイピアを受け止めていた。


「こんなものか」

「!!」


 いつもよりか、怖かった。いつもとは違って、吐き捨てるように言い、いつも、礼儀が良さそうな口調が変わっていて、こちらん見る目には冷酷な目だった。


「まだまだぁーーー」

氷結(フリーズ)


 アルマが気合いを入れて、レイピアを持つ手に力を強くしていった。そして、カイロを凍らせていった。


 カイロが持っている、わたしたちの剣への力が緩んだので、わたしたちは1回下がった。わたしは気合いを入れるために、ほっぺを叩いた。

 気持ちで負けたらダメ!


「アルマ、まだいけるよね?」

「うん、ルイさんこそ、カイロさんとの一応連戦だよね、疲れてない?」

「大丈夫、そろそろ来るよ」


 カイロを凍られていた氷が割れていった。


「余裕かよ」

「ほとんにですよ、化け物ですか? カイロさんは」


 涼しげな顔でこっちを見てきた。


「いきますよ」


 カイロの口調がいつも通りに戻っている、そのまま突っ込んできた。


「は!?」

「やば!!」


 カイロの拳がそれぞれ、剣とレイピアとぶつかりあっていた。

 そのとき、衝撃は凄まじく、衝撃波が大きく出ていた。

 カイロが消えて、そのあと、アルマを左足で蹴ったあと、空中で回転し、わたしのことも蹴っていった。


「!!」


 ズルルルルと地面を滑っていった。わたしが前を見るとカイロが現れて、追撃していった。わたしはカイロの攻撃に何度かは剣で守ることができたが、その攻撃する部分もわたしには防御しにくい場所で、しだいにわたしは防御することができなくなり、カイロの攻撃を受けていった。


「ぐはっ」


 わたしが多く吹っ飛んだ。わたしは立っていられるほどの体力が残っておらず、顔を動かしてカイロの方を見た。すると、立ち直したアルマとカイロが戦いあっていた。

 カイロはアルマの攻撃を手を使って避けたあと、アルマのことを上に蹴り上げた。そのあとカイロは高速で動いて、アルマに追撃していった。アルマ「がはっ」と言ったあと、カイロがアルマをこっちの方に向けて蹴り飛ばした。


「あ、アルマ〜」


 わたしは転がっていったアルマの場所まで、自分の体を引きずりながら向かった。


「アルマ、大丈夫」


 わたしが聞いても、アルマからは返事がこなかった。


「おい」


 わたしは顔を上に上げた、そこには、カイロが見下ろしていた。


「バイバイ」

「がはっ」


 カイロが魔力弾を放ってきた。魔力弾はわたしに当たると爆発していき、わたしと近くにいたアルマは奥の方に吹き飛んだ。


 あーあ、くやしい…………


 わたしは仰向けの状態になっており、体が動かなくなっていた。


 アルマは…………?


 わたしは首を動かしてアルマの方を見ると気絶していた。


 そういえば、リリアが言っていたな、カイロはすごいって…………


 わたしはリリアが言っていた言葉を思い出していた。


 わたしだって、負けたくないな、強くなりたい、わたしたちの夢のために…………………あ!


 わたしは誓ったあと、身体が燃えるような感覚になった。

 その後、わたしは身体が動くようになった。


「なに、この感覚」


 わたしは立って自分の拳を握って力を確かめた。


「へー目覚めたのですか」


 カイロはわたしの状態が知っている感じだった。


「炎の鳥か」

「炎の鳥?」

「ほら、ルイさんの後ろに」

「え? うわっ!!」


 わたしが後ろを見ると炎の鳥がいた。


「な、なにこれーー」

「あははは、大丈夫ですよ、それは自分自身の中に眠るものですから」


 わたしが焦っていると、カイロが笑ってきた。


「化け物って、それは安全なの?」

「安全ですよ、ただの具現化と思ってくれて構いませんよ」

「はぁーそうですか」


 わたしは話をやめて、落ちている剣を拾った。


「では、再び始めましょうか、ルイさん」

「ええ、カイロ、いくよ」

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