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7. 昼間だけど、夜鳴きや!

第7話

 昼間だけど、夜鳴きや!



 どのみち、光学迷彩を使っているのなら、夜に飛んでも、昼に飛んでも、差はないような気がして、今日は昼間にマナ集めに出かけることにした茜です。


 梅小路公園近くの自宅マンションの屋上から、今日も箒で飛ぶことにします。

 まだまだ、魔力不足のため、変身でなく、部屋で着替えないといけないのですね。


『まあ、最近では、楽しくなってきたので、緊急事態でなければ、これでも良いような気がしてきた』らしいです。


 さて、本日のマナ集めパトロールは、東に向かいます。


 まずは、京都駅が見えてきました。

 京都駅を通過すると、東海道本線はトンネルに入ります。


 在来線は、山科駅で三条からの地下鉄東西線と合流します。

 昔は、京阪が地上を走っていましたね。

 赤字の地下鉄東西線は、南下してJRの奈良線六地蔵駅に向かいます。

 途中の十条駅は、あの"坂上田村麻呂の墓”の近くになります。



 一方、新幹線は、もう少し下の五条通のすぐ横を走ります。


 そして、滋賀県に行くため、また、トンネルに入りますが、そのトンネルのすぐ手前に、昼しか営業していないけど、「夜鳴きや」と言う名前のラーメン屋があります。


 本日のラーメンは、このお店です。


 周りは狭い道なので、一度、新幹線の高架下で着陸し、柱の陰で光学迷彩を解除します。

 誰もいないようですので、認識阻害魔法も不要な気もしますが、念のため、少し魔力を使っても、認識阻害魔法を使うことにしました。


「こうやっているから、魔法使いが見つからない訳なんだね」


 さらに、変身解除したら、本当に分からないでしょう。

 でも、茜はまだ、そこまで、魔力が使えませんので、背中のカバンに帽子を入れて、箒を担いで歩いて、お店まで行くことにしました。


 そして、お店の赤ちょうちんと赤暖簾には、「中華そば」と書かれています。

 このお店は、ラーメンと言うより、昔ながらの中華そばのお店なのですね。


 さて、「こんにちは!」と、茜がお店に入ります。

 店内は、昔から、年配の女性店員さんが働いています。

 男の人はいません。


「いやぁ、今日もラーメンが美味しいわ」と、唸る茜です。

 ラーメンを食べると、少しだけですが、魔力が得られるので、それで、満足している茜ですが!?



 そのことを、水晶で見ていた大魔女メアリーさまは、あきれています。


「ダメだ! ダメだ、こいつは!

 ラーメンしか頭に無いようだ!

 このままでは、魔力切れを起こすのは必須だ。

 白狐よ。テコ入れを頼む」


「大魔女さま、承知しました」



 どうやら、テコ入れをするようですよ。

 なんだ?

 なんだ?

 テコ入れとは、なんだ?


 次回のアカネちゃんは、白狐が茜にテコ入れします。

 何をするんだろうねぇ~~~!

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