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異世界聖女番外編  作者: 金木犀の夢華
2/3

異世界番外編2

200話到達記念



キャラクター座談会 異世界バージョン



「さて、今回の取りまとめを拝命致しました、カンザールです。紳士淑女の皆様、いつも我が主の世界にお越し下さいまして、心よりお礼申し上げます。」


「あと、今回の話の時間軸は、サブマスターのチェットルが咲耶と商談成立させた後くらいだ。

まあ、楽しんでいってくれたら、オレたちもマジな話し嬉しい。なぁ、ハヤテ?」


ーカァ〜、カァ〜ー(つまらない時間はないはずです。だって、いつも何かトラブルを起こすドゥーロがいるし、ドゥーロ以上の問題発言をするハーフエルフが目の前にいるし)


そう鳴き声を掛けた先には、ムスッとした表情のハーフエルフのチェットルが、カンザールの前に座らせられている。何故ゆえカンザールの前にいるか。それはーーー


「カール。私はこんな所で無駄話をしている暇などないのだ。本当にただでさえ、夜の誘いにのったばかりに、見知らぬ者たちからぼろぼろに言われ、サブギルドマスターの威厳が形なしだ!」


ーー風の精霊よ、我が行動を乱す者の動くを封じ込めよーー


カンザールの呼びかけに、白いイメージの少女が一瞬姿を表すと、前に座るチェットルの口元を風のスカーフで縛りお喋りを止める。


「ありがとう、風の少女よ。

ん? どうして自分がこのような目にあわないといけない? て言いたいのか。

まだそんな戯言を考える頭があるのなら、貴方の現状を改善しなさい。老師に任命されてから、どれだけの時間が………」


発言を封じ込められたチェットルを前に、カンザールの鬱憤が爆破する。


「あ……、やっぱりこうなるのか。さて、どうしようっか。」

「ならば、私が会話に加わろうか。この2人に任せていたら、いつまでも続きそうだしな。」


ドゥーロの嘆きに、救い主が現れる。それは、クルクリの竜の里の守護者、天馬のカーモスだ。


「私の存在は、客人方に知られて日も浅いであろうが、改めて自己紹介をしよう。

世界樹の聖地を護りし役目を受け持つ、天馬族の長、カーモスだ。」

「え? 自己紹介はそれで終わり?」


簡潔に終わる挨拶に、ドゥーロは戸惑いの声をあげる。


「私の存在は、皆のサポートの様なものだ。それに、私は自分の事を話すのが苦手でな。」


そう言ってカーモスは、ドゥーロたちから少し離れた場所で、丸くなる様に座り込むと、ドゥーロたちを無視して寝息を立て始める。


「うわぁ〜、この混沌とした無法地帯。ひよっこのオレには荷が重すぎなんだけど。」

ーカァ……カァ〜ー

(まあ最初だし、今日のところはここで打ち切りにしたら?)


「そっか。さすがハヤテ、いい事考えるよなぁ。ならオレ達は、植物の育成方法を考えようか。早くドワーフのジジイを追い抜きたい!」

ーカァー

(まあ、無駄かもしれないけど、努力するのは良い事だね)


ドゥーロの肩に止まり、ドゥーロの作業を黙って見守るハヤテ。


そんな混沌としたメンバーで開かれた座談会は、幕を下ろすのであった……




『ん? もう1人出てきてないって? 気がついた人はさすがだね。

だけど、もう少し秘密にさせておいて?』


遠く離れた場所で、銀糸の髪の青年が、いたずらっぽく笑顔を見せると、一瞬に姿を消した。


混乱の座談会は、暫く続いたのであった……

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