6話 ヘラクレス一行
活動報告にも書きましたが、やっと戻ってきました。
学校が再開したのでペースはあまり早くできませんが、これからまたコツコツ投稿していきますので応援よろしくお願いします。
急いだので短めです。
男たちが去って行って少しすると、広場の人の数が急に増え始めた。
笛の音も近づいてきているように聞こえることから、恐らくあの仮装行列が移動するのと一緒に動いている集団だろう。
「やっぱり、場所買っておいてよかったね。こんな調子じゃ後ろの方からはきっと何も見えないよ」
「そうだな」
少し癪だが、それなりに価値のある出費だったかもしれない。そんなことを考えていると、行列の先頭が目前に近づいてきていた。
恐らくパレードの場面はさっきとは変わっており、敵役と思しき格好をした人たちとは別にヘラクレス役の周りには仲間らしき人たちも増えている。
それにしても、ヘラクレス勢は全員強すぎはしないだろうか。簡略化した冒険ではあるものの、剣を振るっただけでそんなにばったばったと敵は倒れていくものだろうか。
そのことをファイに言ってみるものの、ファイもどうやら同じ感想のようで納得のいく答えは得られなかった。
と、突然、隣にいた老夫婦のうちのおばあさんがこの質問に答えてくれた。
「それはね、坊やたち。ヘラクレス様の御一行は全員が特別な恩寵を神様から授かっていたからなんだよ」
「恩寵? 」
「おお、そうかい。もしかして坊やたち、北の方の村から来たのかい?」
俺たちが頷くと、おばあさんはまた丁寧に教えてくれた。
「この世界に生を授かった人間はみんな、唯一神様から恩寵を頂くのさ。でも、その存在を知らないまま使い熟すことは出来ないから教会の鑑定団が各地方をまわって教えてくれるんだよ」
「恩寵は沢山種類があって、みんなバラバラだけど、いくつかに体系化はされてるんだ。でもヘラクレス様の御一行はみんな系統外の能力を持っていて、圧倒的に強かったらしいぞ」
隣のおじいさんも解説に加わってくれたが、とにかくまとめると、ヘラクレス達は凄く強かったということだろう。
全然まとめられているとは言えないが。
そんな話を聞いているうちに、行列の先頭はもう目の前に来ていた。
見ると、向こうから龍が来ていた。これはかなり凝った作りで、その巨体の各部位の下に人が入り込み中々にリアルな動きをしている。
龍とヘラクレス一行が睨み合い、盛り上がってきた囃子の中、英霊祭のクライマックスが始まった。
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