プロローグ
あらすじ
平凡な高校生、音無輝はある日電車で帰る途中に神様に呼ばれて世界を救うゲームに参加する事になった。
始まりはいつだって唐突だ。未来に何が起こる事は、誰にも分からないのだから....
夕暮れ帰りの電車の中、僕 音無輝は退屈していた。
今年で高校二年 勉強も運動も平均 人付き合いは仲のいい友達が数人 ある意味充実している生活だ。
でもただそれだけ、不満がある訳じゃない学校の成績は悪くわない友達と共通の話は楽しいし心が踊るしかし一つだけ足りない物がある(夢)だ。
小さい頃から周りのみんなには(夢)があったが僕には無かった。
やりたい事ある訳でも野望がある訳じゃない、ただ生きるため生きているそんな生活を未だに続けていたある日それは唐突に起こった。
電車の座席に座り夕焼けの空を眺めていたら目の前がいつのまにか目の前が真っ白な場所になっていた。
「ここは何処だろう?」
「ようこそ天界へ」
ここが何処悩んでいたら後ろから突然話しかけられ思わず振り返った、そこには神々しい雰囲気を纏う白い髪の女の子が微笑んでいた。
「君は誰!!?」
「僕は天界を統べる神だよ」
その言葉を聞いて僕は驚きながらも質問した。
「僕をここへ連れてきたのは君かい?」
「そうだよ、ちょっとゲームの相手が欲しくてね」
その言葉を聞いて僕は胸を高鳴らせた。
「ゲーム?どんな遊びだい神様が主催するんだよね、ただの遊びじゃないんでしょ」
僕は不敵な笑みを浮かべながら聞いてみたら彼女はその言葉を待っていたかのように瞳を輝かせたまるで面白くなってきて調子に乗る子供のようだった。
「その通りだよこれは世界の命運を賭けたゲームさ」
「ルールを聞いてもいいかい」
「やる気で何よりだよ、早速ルール説明をするね」
そう言って彼女は一つ微笑んでから指を一本立てた。
「まず一つ、ゲームスタートは異世界に赤ちゃんに転生してから始めること」
「異世界に転生?剣や魔法の世界ってこと?」
「なんだわかってるんじゃない、そうだよ君が転生する世界は人間以外にもエルフやドワーフ、天使も悪魔もいる世界で文明は中世ぐらいだよ」
「僕の世界の知識を使えば国が作れそうだね」
「君だったら王様も夢じゃないよま、それはさておき二つ、君を転生させる世界はにはステータスとスキルがあるそれを上手く活用して生活すること」
「ステータスは身体能力や魔力、運なんかの数値でスキルは研鑽してきた技術のことでいいよね」
「そうだよただステータスを見るには鑑定スキルが必要だから今は見られないけど鑑定スキルは条件を満たせば使えるようになるよ。」
「鑑定スキルを持っている商人の人に頼めすぐ見れるから試すのも有りだよ」
「なるほど商人か良いこと教えてくれてありがとう」
「べっ別に大した事はいてないよそれより最後のルールを言うね、三つ破滅に向かいつつある世界を仲間達と救う事この三つがルールで僕も守らないいけない事だよ」
「ルールはわかったけど転生先はどうなっているの?」
「転生先は孤児院にしてあるよ、ちなみに異世界人に何か一つ望む物を渡すのもお約束だよ」
ドヤ顔でそんなことを言った。
「じゃあ全てのスキルの習得方法を教えてよ」
「・・・・そんなので良いの?」
「赤ちゃんの時間を無駄にしたくないので」
「ま、何を選ぶのは君だけどね」
そう言いながらも彼女は不満そうな顔をしていた。
「早速転生するけど他に要望はあるかい?」
「叶えてくれるのは一つだけじゃなかったの?」
「流石にスキルの習得方法だけじゃ、ちゃんと渡せてないかなってせっかくだしもう一つ選びなよ」
「貰える物なら転生先の体はスキル無しでお願い」
「それは寧ろ罰じゃないかな?」
「最初からスキルを持ってたらそのスキルに特化しちゃって他のスキルを習得しづらくなるんじゃない」
「・・・・・言われてみればそうだね」
「つまりスキルを持ってない方がバランス良くスキルを習得出来るってことでしょ」
「確かにその通りだけどそれならバランスに適したスキルをお願いすれば良いだけじゃないの?」
「それはそれで一理あるけど努力して習得した方が面白そうじゃないかな?」
その返答を聞いて彼女は
「ハハハハハ」
「どうしたのいきなり笑いだして?」
「いや面白い返答を出してきたなと思って」
「面倒ごとを楽しむのがゲームでしょ」
「君は本当に面白いね良いよ僕はこれ以上何も言わないよだからこれから始まる君の物語を見てるね」
「うん、見ててよ僕が描いていく物語を」
神「あ、時間をずらして転生させた事伝え忘れちゃったまあ良いか、サプライズは多い方が良いよね、でも【世界記録】でばれちゃうかな」