大人でオムツは恥ずかしい
これからの人生を考えて限りない虚無感に苛まれて
書こうとしたらやる気が失せる
することが無くなって書こうとして、やる気が失せてすることが無くなるのループで二週間くらい放置状態になってしまった。
放置っていうか読み専になってたっていうか。
しかも近々文化祭があるけどそれがまた憂鬱で。
有り余る休憩時間をどう過ごそうか。
シフトも自分以外のグループで固まってぼっち状態になるね、わっちにはわかるでやんす。
そのグループに入り込めなければ無事死亡、そしてシフトが一回きりの自分に対してみんな二回という。
こんななら自分も二回やれば良かったなぁっていう後悔がね、後悔先に立たずよほんと。
みんなも、学生だったら後悔しないようにぜんりょ
このままグチグチ書いてたら本文より長くなりそうだからここで切るわ
愚痴に付き合わせてすまないね
あとそれと、サブタイトルはこれからどんどん適当になっていくので悪しからず
トイレに向かう泡餓の背中を見送った圭は、魔法陣に目を向ける。
自分が使っている魔術に似ているようで、内容はまったく違う。
この構成の魔法陣は何を意味しているのか。
描かれている図形の組み合わせから読み取る。
「これは、範囲…これは…で、これ…速さ、か?で、これが…」
探知の魔術を解いて、紙に描いた魔法陣の解析を始める。
人は考え事に集中していると、本人の気付かないうちに口から出ていることがある。
人が多く居て静かな場所でやると、目立つし白い目で見られるから気をつけよう。
「…は、距離…位置か。んじゃ、これは…あぁ、これとこれが噛み合うのか。でこれは…」
紙を片手に、魔法陣の部分毎の役割を解析していく。
流石に空間に特化した一族の圭でも未知な部分があるので、発動しても問題ない部位毎に分けて魔力を流し、役割を調べる必要がある。
「…は、意味があるのか?繋がるのは…ここか。これ…で、じゃあ…!なるほどなるほど、はっはっはっ、こりゃすげぇな」
解析した結果に驚き過ぎて笑ってしまう。
そしてその魔法陣の構成に感心した。
求めるモノが同じでも、過程が変わると辿り着けなかったりする。
この魔術は、圭も求めてみたことはあるが、結局それを発動する魔法陣は作ることは出来なかった。
「とりあえず、泡餓が戻ってからだな」
この魔術を編み出した存在は、確実に圭よりも実力が上。
この魔術の先に向かってもいいが、その存在がいる可能性がある。
そうなってはどうしようもなくなるので、とりあえず泡餓を待つことにした。
「圭さんただいまーっす」
「…」
「あれ?圭さーん?」
「…い」
「はい?」
「遅いんだよタコが!」
「ヘブライごっ」
座って壁に寄りかかっていた圭は、着替えから戻ってきた泡餓にアッパーカットをかました。
理由は一つ。
「おいてめぇ、いつまで着替えに時間掛けてんだよ!あぁ!?どこに着替えに二時間も掛けるやつが居んだよ!?」
朝みたいに泡餓が時間を掛けまくったこと。
圭は暇すぎて昼寝を挟んでいたりする。
「しょうがないじゃないっすかぁ、また腹痛くなったんすから」
「…ちっ、あー」
ワザと時間を掛けた訳ではないと知ってはキレることもできない。
「この魔法陣の意味する魔術がわかった」
「おぉ。で、なんだったんすか?」
「それはな、転移だ」
「…えっ、マジっすか!」
転移の魔術とは、大昔に幾度か使われ、そしてそれを使ったのは神の使徒とされる人物のみの、とても高度な代物だ。
今の時代では、使えるとされる人物もごく少数で、実際彼らが本当に使えるのかを知るものは居ない。
「それってめちゃくちゃヤバくないっすか?」
「あぁ、ヤバいな」
使えるだけで怪物級の魔術を使える存在が相手側にいる。
明らかな下っ端の回収ごときにその人物が来るのなら、そのレベルの化け物がまだまだ居ると見ていい。
転移を使った奴にでさえ、圭が勝てるかわからない。
そんな奴らがあと数人居るのなら、相手組織は魔術協会に匹敵する規模を持っている。
そうであれば、魔術協会はこの一件に全力を注がねばならなくなる。
そうでないことを願うしかない。
「ほんと、とんでもなくヤバい。どれくらいヤバいかっていうと、今のお前の格好が流行りになるくらいヤバい」
今の泡餓の格好
上
半袖Tシャツ:白
ジャンパー:青
下
靴下:黒
靴:黒
オムツ
つまり変質者。
「ちなみに、なんでそうなった」
「漏れた内容が液体過ぎたからっすね。もう帰りたいっす」
「あぁ、うん、そうだね。いや、何も聞かなかったことにして」
魔法陣の先へはまた後でにして、とりあえず協会に帰ることにした。