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二人。

作者: 北広 泉

私は君を想う。うちは君に好かれる。


うちは君を想う。私は君に好かれる。


まさに両想い。女同士という些細な事を除けば結婚したっていいくらい互いのことが好きだと分かっている。


愛している。


いっその事女同士という些細な壁だけなら良かった。そんなものはこの国では認められていないだけで、他の国では認められている。ましてや、今はこの国ですら認め始めてきている。


君に触れたい。


私たちは触れることだって出来ない。


だって生きてる世界が違うから。


この言い方は少しズレているか。彼女は生きていない。

そう。うちは生きていない。


幽霊だから…。。。


なんで死んだのかうちは知らない。


なんで見えるのか私は知らない。


目に見える恐ろしさと。見える喜び


見られているという驚きと。話せるという喜び。


互いに利点のあるウィンウィンな関係。


楽しさなんてあったようで無かったような。

嬉しさなんてあったようで無かったような。


私たちはこの世で生きる。

うちらはこの世で暮らす。


互いに認め合い。

互いに助け合う。


何もないようで。

何かがある。


物事はひとつに縛られることは無い。

無限の可能性がある。


私たちのように。

うち達のように。


楽しく生きよう。


これが結末だ。

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