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気分転換side奈々

健が家を出て行った、遊びのつもりなんて嫌だ・・・か、その一言を気にしていた、どうやら健の子と少しだけ、みくびっていたのかな

あぁすればきっと色々と話してくれるんじゃないかと思った、いろいろと知れるかと思った、それは将棋で例えるなら絶妙な好手に見えても後にそれが敗着に繋がる悪手となることがある、今回私はそれをしてしまったのだ


その後の展開も相手が指すまで分からない、現実に絶対なんてないんだ、物理法則を除いて、まさか一緒にベッドから転がり落ちることを選ぶとは予想外だった、今まであまり予想外のことが起きなかっただけだ

もし予想外なことが起きてもなんとか対処できるかと思っていたが、対処できてる時点でそれは予想外ではないのだと


午後の時間が暇になってしまった、ほんとは甘く楽しく情報を得ようと思っていたんだけども逃げられてしまった

このまま追いかけてもあの話は出来そうな雰囲気ではない、だとしたら対象を変えるだけ、私は携帯を取り出すと麻美にメールした


しばらくしてOKの返事をもらうと待ち合わせの約束をした、きっと麻美にも変化があるはず、私はそう思って楽しみに会いに行った、待ち合わせ場所に着くと麻美はすでに待っていた


「ごめん、おまたせ、急に遊ぼうなんてごめんね、夏休みがすごく暇でさ」


「ううんいいよ、私も勉強飽きたとこだし」


「すごいよね、毎日勉強なんて、私には絶対無理だ」


「そう?他にやることないだけだよ、私は奈々ちゃんの方がすごいと思うけどなぁ」


「そんなことないって、じゃあ行こっか」



そして麻美と行きつけの服屋へと向かった、店に入るとまず目についたのは秋物の服だ、麻美は私より10センチ程、背が高いので似合いそうな服が多いのが羨ましかったりする

私が背を低いことを実感するとき、それは健に頭触られるときだ、今はヒールを履いてるからそんなに気にならないけど普段は違う


「そういえばさこの前、宮永君と遊んだんだけどさ、私服誉められちゃった」


「あー、健センス良いよね、私も昔はよく選んでもらってたな」


服を見るとき、健は詳しく的確に言ってくれるので、周りの反応がすぐにわかるのが良い、私たちは1時間くらい服を見ながら話していた、でも麻美は健と遊んだ日のことを詳しく話してくれなかった、やっぱり2人の中が進展する何かがあったのだろうか


「ねぇ奈々ちゃん、これ一緒に行かない?」


「あ、夏祭りかぁ、でも私はいいやぁ」


麻美が見つけたのは夏祭りのチラシだった、私は興味ないふりをした、いつもなら健と行くけども今は一緒に行ける仲ではないし麻美がいる、私が健と2人で行くように言うと麻美は素直に喜んでいた、喜ぶ姿は無邪気でいい笑顔をしていた、少し複雑だけどこれでいいんだ


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