夏休み前の1日
いつもと変わらない日々、ただ少し暑い日が訪れた
気が付けば、あと1週間で夏休みと楽しみが目前に迫っていた、教室では汗を流しながら過ごしていた
今は授業が終わり放課後、横には篠田さんがいる
「今日も終わったねぇ」
「だねぇ、よし帰るか」
俺は最近篠田さんと帰っていた、通学路も半分は同じなのでここ最近一緒に帰っていた
周りを見渡すと奈々は恭平と帰ったらしく教室内にはいない、あの罰ゲームした次の日からあまり話さなく、いや話せなくなっていた
普通に考えればおかしいこと、あれを振ってきたのも奈々の方だ、、でもやっぱり傷つけたのかなと地味に気にしている
ちょくちょく遊びに来る奈々が最近来てないので少し寂しかったりする
篠田さんはテストの罰ゲームを使って一緒に帰ろうって言ってくれた、それは罰なのかと突っ込みたくはなるがお願い事でもよしとしてるのだ
1人にならないのはありがたかったと思う、そんな出来事からもう1ヶ月が過ぎた
「宮永君はさ、夏休み何か予定あるの?」
「いや、今年は何も」
いつもなら奈々と楽しく盛り上がるとこだが今の状態では無理だ
そのことを篠田さんに話すと意外な反応を示した
「そっか、何もないんだね、じゃあ2人でどこか遊びに行かない?」
「えっ、2人で?」
「うん、嫌?」
「そんなわけない、むしろ嬉しいよ」
そう言うと篠田さんはこちらに顔を向けありがとうと微笑んだ
俺はつい奈々といる時の癖で篠田さんの頭に手を伸ばした、そのままポンポンと優しく触る、この髪の感触は初めてだ、篠田さんの髪はストレートだから手に結び目が当たることはない、これが篠田さんの髪の毛、そう思いつつも、勝手に触ったことをまずいと思い俺は謝った
「あ、気にしないでよ、嫌じゃないから」
そう言ってくれた、その言葉の意味を追求しようとしたが、なんとなく聞くべきじゃないと思った
その後の帰り道で夏休みは遊園地へ遊びにいくことが決まった、篠田さんと2人というのが少し緊張する
帰り道みたいに気軽に行けばいいのだが、普通に遊びに行くのは初めてだから
そんなことを考えてると曲がり角へと差し掛かる
「また明日」
「うん、じゃあね」
そう言って手を振って、篠田さんは帰って行った、俺は1人になり帰路へと着いた




