テストまでもう少し
楽しかったGWの旅行もあっという間に過ぎて、ついに7月を迎えた
季節は夏へと近づき徐々に気温が高まって行く、気分も少しだれてくる
でもその中には1つの救いもあったりする、その救いとは夏服だ
半袖セーラーは腕が見える、そして人によっては少しだけ下着が透けてる人もいることだ
これが見えるだけで夏っていいよな、そう思う時がある、暑くてもがんばれる理由の1つはきっとこれだ
「よし、今日の授業はここまで、来週テストあるからな頑張って勉強しろよ」
やっと今日も1日終わった、俺はやることもなくとりあえず教科書をしまった
「よし、篠田さん帰ろうか」
クラスが騒がしくなってる中でさり気なく話しかける
「うん、帰ろう」
最近何気に2人で帰る時が増えていた、ほとんど俺が誘うからだけれども嬉しいことだ
帰る時は半分くらい無言になる時もあったりするが気まずい雰囲気はない、むしろ一緒に歩いてる雰囲気を楽しめてる気がする、そう考えると楽しくなる
「もうなに2人で帰ろうとしてるのよ」
「一緒に帰ろうぜ」
せっかく2人で帰ろうとしたとこに奈々と恭平が加わり4人で帰ることになった
こうなると少し悔しい、みんなで楽しく帰れるからいいんだけども少し悔しかった
別に2人で何か話したいことがあったわけでもないのに不思議なものだ
「そういえば来週からテストだっけね、今回はどうしようか」
そう奈々が言った、2年生になって初めてのテストだ。篠田さんの実力はわからないが3人の実力は近い
もちろん下から数えての方が早い、俺たちは完全に3人の中ではちょうどよく勝ったり負けたり、勝者は敗者に命令をする、敗者は出来る範囲で実行する、それが俺たちのルールになっていた
話し合いの結果、今回もやろうということになった、頑張って勉強しよう
篠田さんも加えて4人で勝負をすることになった
恭平と篠田と別れ、奈々と2人になった
「ねぇ、これからテストまで一緒に勉強しよう」
そう奈々に誘われる、こいつと一緒に居るとまともに勉強する時はあまりない
2人で部屋にいたら、つい遊んでしまうのはいつもの光景だ、なんだかんだ楽しいことから抜け出せない
そのまま家へ来たが結局勉強などはせずに遊んでた
「じゃあまた明日ね」
そう言って、手を振って帰って行った
次の日も、その次の日も同じように続いた、テスト前日までの緊張感のなさは相変わらずだ
「そう言えば恭平は来ないんだね」
「あいつは篠田さんと真面目にやってるんじゃねぇか?」
「えっ、恭平だよ?絶対遊んでるって、篠田さん連れまわして遊んでるって」
篠田さんが遊びまわるイメージはないが、押しには弱そうだから恭平に連れまわされるとこを想像することは普通に出来る
「うんそれはありそう」
まぁ赤点さえ取らなければいい、後は楽しく出来ればそれでいいんだ
そう考えてると篠田さんを連れまわしてるだろう恭平が少し羨ましい気もする
「俺達が勝てば篠田さんとか連れまわせるな」
「そうだね、ところで健はさ、篠田さんのどこらへんに惚れたの?」
「べ、別に惚れたわけじゃないさ」
そう自分で言ってて自信はない、教室で見かけた長い髪が綺麗だなって後ろ髪魅かれるような思いで見つめたことはある
でも、俺のことを前から知ってるみたいで、きっとそこには何かあると思った、俺が知らない何かが
「でも、健だけなんか態度違う時あるよね?」
自分では全くわからなかった、みんな同じようなものだと思った
「そうなの?もしかして惚れられてる?」
そう言った直後、奈々は冗談だよって言って思い切り笑いだした
かまをかけられて見事に引っかかって少し悔やんだ、テストでまずは奈々をぎゃふんと言わせてやろう
俺は奈々が帰った後、勉強に励んだ、絶対にやってやるんだそう言う思いで頑張ることにした




