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4月の日差し

4月も後半に差しかかったある日の朝

「おはよう、奈々」

相変わらず眠そうに家から出てきて、一緒に登校していた


「何で朝は来るんだろうね」


「お前ってホント朝弱いよなぁ」


「うーるーさぁいなぁ」

そう言って学校まで連れてってと言わんばかりに手を差し出す、学校ではあんまり見せない姿がちょっと可愛いなと思う

このせいで手を繋いでるとこを見られ、付き合ってるのかと噂されたりする

俺はそんな噂が少し好きだった、だって実際に付き合いたいなって思ったことは何度かあるし今でも思ってる

ただ付き合うきっかけっていうものが見つからない、よくあるアニメやゲームのように卒業式に第2ボタンを渡して告白出来たらなと思う

それまでにすることと言えば好感度を上げることだがお互いの家に行き来する時点で十分な好感度なんじゃないかと思う

ただあいつは人気者でよくいろんな奴と遊びに行く、告白されたこともあるが全部断ってるらしい

今は楽しく遊べる関係で満足してる、俺の部屋でゲームやるのが楽しいのかは置いとくとして



「もうすぐ学校だぞ」

そういうと、途端にキリッとする、奈々はこんな感じでメリハリがある


「あ、うん、いつもありがとっ、お礼に帰りになんか奢ってあげる」


つまり帰りも一緒に帰れる、しかも寄り道付きで、何気に2人でデートみたいだと俺は楽しみにする

俺達は教室につき、おはようと言って教室に入る、何人かの人が返事を返してくれた


「お、おはよう宮永君」

そう言って俺の横を篠田さんが通り過ぎた、ただおはようと声を交わしただけだった

その長い髪に目がいってしまう、やっぱりロングっていいよなぁ

さて、今日の授業もがんばろう、そう思えた


そして放課後になる、今日は特に面白いことはなく、ただ黒板に書かれたものをノートに写すだけだった

ただおもしろいことはこれからだ、ということで


「奈々、帰ろうぜ」

奈々が返事をする、そして鞄を持ち俺たちは教室を出た

そしてそのままどこへ行くのか楽しみに歩いているとやがて喫茶店へ着いた

いつもと違って少し穏やかな雰囲気なところだ


「さぁ好きなの選んで」

そう言われて俺はコーヒーを頼んだ、しばらくするとそれが運ばれてくる

俺はそれっぽく目を瞑ってカップを揺らす、そして匂いを嗅ぐ、うん、コーヒーの良い匂いだ

そのままずずっと一口


「それブラックだよ?」


「・・・あっつ、にっがっ」

俺はミルクと砂糖を2本入れて調節した、これくらいでようやく飲めるぜ

しばらく雑談を続けてると、奈々がある話題を切り出してきた


「もうすぐGWだね、今年はどうしよっか?」

奈々が言ってるのは毎年2人で旅行に行ってるので今年はどこに行こうかとそう言う相談だ


「あぁ今年はウィズニーランドでも行こうか、泊りがけで」


「いいねぇ、せっかくだし篠田さんとか誘おうよ」


「うん、恭平も入れて4人で行こうか」


その後順調に話は進み、日程と時間まで全部決まった

この場は奈々の奢りとなった、もうちょっと高いものを頼んでもよかったかなと密かに思った

本人には特に恨みはないんだ、ただせっかくの奢りだと少しだけそう思ってしまうが行動には移せない


次の日、俺は屋上へと来ていた、ここは太陽がまぶしく見晴らしもよく風が気持ちいい場所

何でここに来たか、それは大事な話をするためだ


「あの、話しってなんですか?」

そう、声をかけてきたのは同じクラスの篠田だった


俺は「実は・・・大事な話しがあるんだ」そう言って振り返る、完全に格好つけたいだけだった

自分で言いながら心の中で、よし決まったと喜んだ

、旅行のことを話すとあっさりとOKをもらった、俺は一安心した


「あの、アドレス交換しませんか?そ、そのしといたほうがいろいろ便利かなと思いますし」


そして俺たちは携帯電話を取り出してアドレスを交換する

「えっと赤外線どこですか?送信しますね」


「あぁここだよ、受信っと、じゃぁ次は俺が送信するね」


「あ、来ました来ました、登録っと」


なんか初々しい姿についニヤニヤしてしまう、こうしてまた1人女の子のアドレスを手に入れた

思えば妹と奈々を除けば初めての女の子のアドレスのような気がする、そう思うとなんか嬉しかった




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