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放課後のファミレス

放課後のファミレスにきていた、高校生になってから通い詰めている、低価格で長い時間トーク出来るから楽しい

クーラー効いてるし、ジュースは飲み放題、みんなで食べ物をシェアして、ゲームでも、お話しでも、たまに宿題も出来る

お小遣いが少ない高校生にはうってつけの場所だ、自分たち以外にも同じ制服を着た人たちがいる

みんな似たような目的で来たんだろう

今日はここに恭平と篠田と俺の3人で来ていた、放課後に誘ってみたらあっさりとOKしてくれた

今回、奈々にも声をかけたが別グループの女子に誘われたため来れなかったのが少し残念だった

席は4人席に通されて、俺の対面に恭平、その隣に篠田が座っている


さて、席に着いたものの、まずは何を頼もうか、メニュー見て考えようとした時に店員さんが通りかかる


「すいません、ドリンクバー3つとポテト」


「いや、少しは迷えよ、決めるの早すぎだろ」

これで雑談する準備は整った、3人合わせて1000円超えるくらいだったりするので、高校生の会議の場としては非常に優秀だ

俺はふと思った、恭平とはよく話すが篠田さんと話したことなんて昨日くらいだ

女の子と話してみたい、せっかく目の前にいるのに不安要素の方が大きくて、ようやく口に出来た言葉


「しかし恭平、今年は同じクラスになれてよかったな」

自分で言いながら、情けないジャブだなと思った、もはやジャブにすらなってないんだが


「そうだな、篠田とは今年も一緒だしな」


「そうだねぇ、おかげで1人で過ごさなくてもよくなったから安心だよ」


ふと2人の去年の話しが始まり、中に入って行きにくくなった、俺はジュースを飲み干し席を立つ

ドリンクを取り行く振りをして、場の空気の流れを変える、帰ってくるときの足音、テーブルにグラスを置く時、タイミングよくやれば会話に一瞬の間が出来る、そこを狙えば自分のペースに持って行けるのだが、篠田が前にいて話しかけられなかった俺には難しい話しだ

俺は素直にドリンクを注いで帰ってきた、グラスを置くものの視線がこちらを向くだけで大きな変化はなかった



「健は覚えてる去年のこと?」


しかし恭平はこちらに投げかけてきた、恭平のパスを受け取れないことは滅多にないのだが今回に関しては何のことだろうかと首をかしげる


「奈々と2人で来た時に俺らと鉢合わせた時だよ」


「そんなこともあったけな」

ってか2人で来るなんてすげぇ仲良いじゃん、なんか少し羨ましいと思った

そう思ったが自分も奈々と2人だったわけで、でも俺の場合は奈々との仲は相変わらず進展なんてなくて


「お前らも補習の打ち上げだったって聞いた時には笑っちゃったな」


「俺らってさ、昔から補習の常連だしな、今年は篠田さんも加わって4人で補習か、楽しくなりそうだな」


「ふふっ楽しみだよね、でも宮永君と話すのはあの時2度目だったんだよ?」


そう言われて少し驚いた、だってあの時自己紹介した覚えがある、つまり初めてだと思った

どうやらそれより前に会ったことあるらしい、忘れてると思われるのが嫌だったので俺は何も言えなかった


「ちょっとトイレ行ってくるな」

そう言って恭平が席を立ち、2人きりになった、今なら思い切って聞けるかな


「あのさ、篠田さんと恭平って付き合ってるの?」

仲が良いとどうしても気になってしまうことだ

篠田さんは付き合ってないと言って首を横に振った


「ただ1人でいる時に声かけてくれたの、私って友達少ないからいつも1人でいたんだ」

その時に恭平が話しかけてくれたらしい

屋上で一緒に毎日弁当食べた話し、チョコレートの話しを聞いた

なんかいいなと思いつつも、俺は奈々といつもそんな感じで過ごしている、似たようなものかなと思った

ただ、1人で過ごしてる時間が俺には想像できない、俺には常に周りに人がいたから


「1人でいるのって楽しいのか?」


「ううん、みんなでいた方が楽しいよ」

そう言って篠田は笑った、それを見てなぜか安心できた


ただいまと、恭平が戻ってきた

「あれ、なんかいい感じになってる?」


「そんなんじゃねぇよ」

そしてこの後3人で日が暮れるまでトークに花を咲かせた

見た目から大人しいと思っていた篠田さんが意外にしゃべってくれた

1年間楽しく騒がしくなりそうだと思った


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