ダメ人間とチャット
今、自分は死んでいる事を自覚し、急いで家に帰った。家に帰るまでとても緊張した。自分は生きていないのに生きている人間と同じ道を歩いていると思うととても辛かった。ベッドに倒れ込みしばらくぼーっとしていた。しかしすぐに起き上がり、
「...ゲームやるか。」
ああ、自分がいかにダメ人間かを自覚したが、もう死んだと思うとどうでもよくなった。
PCを起動し、ゲームを始めるとこのゲームで知り合ったニート供が素材集めをしてやがる。
こっちは死んだり逃げたりで大変だったんだぞとチャットに書こうと思った瞬間に閃いた。こいつらに今の俺はどういうことなのかをきこう。
ろくな答えが返ってくるとは思えないがそれでも誰かの意見を聞きたかった。
如空:やべえ俺氏おまいらがモンスター殺してる間
に死んだったww鉄骨に潰されたンゴww
まあこんな感じで適当に言っておこう。
さて、反応はものの数秒で返ってきた。
セナ:ちょwwそれ魔剤ンゴwwじゃあチャット打っ
てるお前誰だよww
リヤ:オカルトの見過ぎだろ霊なんていねえよks
トト:死人にくちなしなwwそれより素材集め手伝っ
てくんない?
いきなりチャットで幽霊アピールした奴を信じろと言うのも酷だがこいつらの民度に呆れたな。
もうこんな民度の低いクソゲー二度とやらんと心に決めて仕方なく自分がなんなのかを調査することにした。