魔法
フハハハハ!!失踪すると思ったか!!我はふj(ry
色々あって更新が遅れました、すいません。
今回は魔法の説明多めです。
あとちょっとした事件が始まります。
5歳になった。
本を読んだり外で遊んだりいろいろと忙しい毎日だったが、特にルイアには苦労させられている。
元気すぎる。
自分の小さい頃はあそこまで元気だっただろうか……師匠に迷惑をかけまくっていたのかなぁ……
……そういえばほぼ魔法の修練しかしてなかった。
最近は魔法の修練もしているが前世の基本的な魔法は全て極めている以上、特殊な魔法しか練習することが無い。
ちなみに前世の魔法は属性魔法と呼ばれる類の物と特殊魔法の2種類がある。
属性魔法は詠唱または魔法陣などを使うが特殊魔法はそういった物が無くても使用できる事が多い。
ただし、生まれ持った才能でしか習得出来ない。
……まぁ相棒はそういう常識を打ち破った存在なんだが。
ウィーテは前世で生まれた頃から研究所で研究の材料にされていた。
研究内容は「特殊魔法の後天的な移植」だったそうだ。
人を人とも思わない研究もしていたらしく、師匠が潰したんだけど。
ウィーテが埋め込まれた特殊魔法は《竜狩り》という物だ。
まぁ名前通りの内容で、ドラゴンに対してだけ効果の高い攻撃系の魔法、及びドラゴンの形質を自身に顕現させる魔法だ。
ちなみに俺は《空間魔法》使い、一応最強クラスに分類される特殊魔法だ。
こちらも名前通り、空間を操る魔法だ。
正直使い勝手は悪いが色々出来て個人的には好きだったり。
本を読んでこちらの魔法も勉強してはいるが、実際に使えないためかなかなか進まない。
精霊魔法とは、魔力を精霊に渡して「お願い」することで精霊に属性魔法と同じ系統の事象を起こしてもらう魔法、らしい。
魔力を精霊に渡す、という時点で分からない。
地球で使っていた属性魔法は魔力を魔法陣か、詠唱によって作られる魔法紋に流し込む事で使っていた。
精霊はそもそも居なかったし、他人に魔力を渡すなんてこともやったことない。
どうやるんだろう……まぁ6歳になると精霊との契約があるみたいだからそこを楽しみにしとくか。
6歳になる年の春に精霊との契約があり、その後学園都市スキューチュアの学園に入学して勉強することになっている。
精霊魔法についてはしっかり学ばないとな。
「ロウ!」
「はいはーい」
母さんに呼ばれてリビングへと向かうと狼狽える母さんとウィーテがいた。
「あれ?ルイアは?」
「ルイアが居なくなっちゃったのよ!探しに行ってくるから2人でお留守番しててね」
母さんは慌ただしく出ていってしまった。
「ロウはなんか知らない?」
「知らないぞ……屋敷の中には居ないの?」
「探したけど見つからなくて」
「そっか、とりあえず魔法で探してみる」
俺の《空間魔法》には一定の範囲にあるものについて分かる魔法がある。
この屋敷ぐらいの大きさだったら何とか範囲内だ。
裏口から2人の男がルイアを抱えて行く様子が分かった。
「裏口に2人の男、ルイアを抱えてる」
「どうする?」
少々面倒だがこのまま姉を見捨てるのは……有り得ない。
「追うぞ」