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途中からでも読めるようになる、専門用語、キャラクター紹介

先の回に登場するキャラクターまで簡易的に紹介しています。

そういう意味ではネタバレも含みます。

次話の親友の話は21日の朝から昼にかけて投稿予定。よろしければお付き合いください。

+専門用語+


・特異能力

俗に言う超能力

身体強化から自然への干渉まで幅広い能力がある。

親から子へ遺伝するものと考えられている。

しかし、発現する能力は血筋よりも性格に影響される部分が多いとされている。

霊などとエネルギーを同じくしていると考えられており、その証明として特異能力によって作ったものであれば武器によって霊を攻撃すること、義肢によって触れることも可能である。

つまるところこの世界では攻撃能力を持つ特異能力者に心霊現象は通じない。(本人の潜在能力の高さにもよる)


・特異能力者

俗に言う超能力者。

ランクFからAまでで区別される。

ランクAは自然災害規模の能力者とされているが、結構強さの範囲がガバガバである。また、相性の問題もあり、一概に誰が強いとは言えない状況にある。


・特異能力対策会

特異能力を表舞台に出さないようにと苦心する、全国に根を張る会。政府、警察とも協力関係にある。

特異能力者の家系の人間は協力員としての登録を無条件での義務とされている。

ただし、本人に特異能力者だと通告するタイミングは親に任せられており、三十を超えて初めて自分が特異能力の資質を持っていると知る人間もいる。

若いうちに通告することは、基本的には情報漏えいに繋がり危険とされて避けられている。

一方で、高い資質を持つ人間は対策会員の手によって引き取らせ、若い頃から通告を行い、エリート教育を施そうともしている。

これは、安定した環境に子供を置く事により敵対組織への流出を防ぐ目論見もある。

特異能力によって犯罪を行なった人間は容赦なく殺害し、弁明を聞くこともない。

また、組織に有用と認められる能力を持った人間は場合によっては強制的に会員にするなど、かなり横暴な組織である。


・対策会員

特異能力対策会の実務部隊。暗殺、警邏から、特異能力者の家庭からの相談対応まで幅広く対応している。

表向きは別の会社などの体をとっている場合が多い。

また、邪念(霊)が集まりやすい場所にはその土地の所属者となって対応している場合もある。

本部は化け物揃いだが、末端会員は地域の特異能力者達の相談相手からメンタルケアまでこなす苦労人の集団である。


・協力員

対策会員以外の特異能力者

対策会への協力は義務であり、気になることがあれば報告することもまた義務である。


・邪念

霊や、悪い念が集まったものの総称。人間に害を及ぼしたり、気分に影響を及ぼしたりする。

主に活動時間が深夜の場合が多く、その為それ専門の対策会員も配置されている。


・潜在能力

戦闘能力者にとっては最大火力と言い換えても良い。特異能力者同士の戦いで大きく戦局を左右する要素。

ただし、最大火力の全てを発揮できる人間は少ない。

潜在能力が高い人間ほど奇跡と言えるような能力が発現する可能性が高い。


・御三家

対策会の中で大きな権力を握る先守、御鏡、玉出の三家。



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+キャラクター+


椎名司

対策会認定ランクE

潜在能力ランクA

特異能力対策会協力員


・身体能力強化

・右腕具現化

・霊視


石動太一探偵事務所の助手。大学生。お酒の飲める歳。

性格は、外では真面目だがやや流されやすい、家では面倒臭がり。

協力員として、大学のキャンパスに異変がないかを観察する任務を対策会から受けている。


姉が殺された際に自らの右手も切り落とされている。

その右手を特異能力によって補っている(再生させたわけではなく、擬似の腕を作り出している)。

右腕は自在に変形し、ランクA未満の物を無条件で破壊できる性能を持っている。しかし、対策会に自分の能力を利用されたくなかった司はそれを隠している。

身体能力強化も、爆発的な直進は可能だが、それ以外の臨機応変な動きが出来るほどのコントロールが出来ておらず、実用性に欠しい。

その為、ランクEの判定を受けた。

しかし、ランクAの潜在能力のこもったその右腕は、戦況を左右する決定的な一打を放ちうる。



立野栞

対策会認定ランク未定

潜在能力ランクA

特異能力対策会員


・予知能力(不安定)

・霊視


予知能力者、の卵。本来なら対策会の本部に軟禁されるべき存在だが、一度敵対勢力に誘拐され、予知能力者奪還作戦を経て司の家に居候している。

一歳年上だからと姉御ぶっている。

自分の意思で自分の能力をコントロールできていない。もしも完全に自分の意思で予知が出来るようになれば、ランクAの能力者として対策会に重宝されるだろう。



帆立春日

対策会認定ランク未定

潜在能力ランクB

特異能力対策会協力員


司の同級生。司が同級生に馴染むきっかけを与えてくれた恩人。

明るい性格で、友人も多い。

田舎が嫌で都会に出てきたありがちな若者。

仲の良い女友達相手にはたまに方言が出る。

潜在能力はランクBと高いが、特異能力には目覚めていない。

司のような特異能力を持っていれば人の役に立てるのにと、密かに羨んでいる。



石動太一

対策会認定ランクC

潜在能力ランクC

特異能力対策会協力員


・直感

・銃器具現化


飄々とした探偵。直感が鋭いため、それを生かして株取引を行なっている。

銃器を具現化する能力を持っており、同系統の能力者である六角堂大輔には少々のライバル心がある。

言動などは大人としての落ち着きがなく見えるが、精神的には安定しているため、周囲が不安定になった時の支えとなる。



里崎祥子

対策会認定ランクB+

潜在能力ランクB+

特異能力対策会員(本部所属)


・三パターン確認されている


対策会本部のエリート。栞の護衛の為に司の家に居候する。

自分がエリートであることを誇っており、それを隠そうともしない。

ある意味で自信に満ちた人。

しかし、自分が認めた人間には素直になる。

かなり単純な性格。

普通は複数の能力を持つ人間はある程度の傾向やパターンが決まっているのだが、彼女の持つ複数の能力からは傾向やパターンが見出せない。



風野透

対策会認定ランクC

潜在能力ランクB

特異能力対策会員(支部所属)


・風斬り


男のような名前だが女性。

真空波を自由自在に操る能力を持つ。

風の属性能力者。

男勝りで後先考えない性格で、たまに雑なミスをする。



六角堂大輔

対策会認定ランクB

潜在能力ランクC

特異能力対策会員(支部所属)


・銃器具現化

・特殊弾丸具現化

・足場具現化

・視力強化


足場を自由自在に作り出し、そこからの狙撃も可能。

長距離射撃や暗殺を自由自在にこなすことができるため、社会の脅威であり組織に有用な能力者であるランクBの位を与えられた。

特異能力対策会の人間に通じて言えることだが、特異能力犯罪者に対する同情の気持ちなどは持ち合わせておらず、淡々と人を殺せる。大輔の場合はそこに理想はなく、ただ淡々と仕事をこなす気持ちがある。

幼い頃から戦いの中にいた経験豊富な戦士。



桐生涼子

対策会認定ランクD

潜在能力ランクC

特異能力対策会員(支部所属)


・肉体硬化

・身体能力強化


ランクはDと低い。肉体硬化と身体能力強化の能力を持っているが、対特異能力者戦ではやや心許ない。

銃を使う場合を除いては近接戦闘しか出来ず、特殊な攻撃も持ち合わせていない。

ただ、実戦経験の長さから来る勘と技術でそれを補い生き延びている。

性格は優しく穏やか。対策会にいる以上、特異能力犯罪者の処分を任されることもあるが、嫌なことは酒を飲んで忘れるタイプ。



三神猛

対策会認定ランクC

潜在能力ランクA

特異能力対策会員(特別部隊)


・身体能力強化

・刀剣具現化


三神夜

対策会認定ランクC

潜在能力ランクA

特異能力対策会員(特別部隊)


・身体能力強化

・刀剣具現化


聖樹の守りを任された双子。ランクAの潜在能力を持ち、将来を期待されながらも、武器具現化と身体能力強化という凡庸な能力にしか目覚めなかった。

その為、自分達は失敗作であるというコンプレックスが強い。

聖樹の傍に寄ってくる邪念(霊)を、潜在能力の高さから見つけ出しては消していく。

一晩のうちにどちらが多く邪念を消すかを競って楽しんでいる。

昼間は中学の優等生である。



椎名優子

対策会認定ランクC

潜在能力ランクD

特異能力対策会協力員


・身体能力強化

・治癒能力者


椎名家の中では異端とも言えるほど潜在能力が高かった姉を慕っており、彼女が弟と称する司を兄と親しみをもって呼ぶ。

司の一人暮らしには前々から反対であり、隙あらば自分の実家に連れて行こうとしている。

『姉の話』ラストのような、一人で呟く司の姿を見たら、これ幸いと実家に連れ帰っていたに違いない。

だから、司にとっては隙を見せられない相手である。

対策会には登録しているが、あくまでも協力員としての姿勢を崩さない。しかしなんだかんだで呼び出されることが多いので実質会員のようなものだったりする。


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