旧型ロボの悩み
旧「マタ、マスター怒ラセタ。」
ネット「あっちゃー。今度は何やっちゃったの?」
旧「オ世話シヨウトシテ・・・。」
オリジナル「そんで、また失敗したのか。」
旧「オ風呂一緒ニ入ロウトシタ。」
一同「「そりゃ怒るだろう!!」」
旧「何故?理解、困難。」
ネット「えっと・・・まず、たしかに僕らはロボットだけど人間にはプライパシーってものがあるんだよ。」
オリジナル「そもそもお前耐水機能あるのかよ。」
旧「耐水?」
オリジナル「こりゃ駄目だ。」
護衛「よいか?風呂というのは主が十分に気を休めリラックスするための空間だ。それを邪魔してはならん。」
ネット「そうそう。」
護衛「ゆえに、主が風呂に入っている時は気づかれないように外からこっそり警備観察をしなければ。」
オリジナル「まてまてまて。お前いつもそんなことしてるのか。」
護衛「当然だろう。常に主を守ることが私の使命だ。」
旧「マスター完全保護可能機能、羨マシイ。」
護衛「貴様には貴様でできることがあろう。その全力を尽くせばいい。」
ネット「そうだよ。でも、無理はしないでね。君、全力出そうとして倒れたことあるんだし。」
旧「了解。ソレニシテモ、マスターノ心情把握・・・難シイ。理解シタイ。皆ノヨウニ活躍、切望。」
ネット「うん、そうだろうね。だからまた何かあったら相談してね。僕達がいろいろ教えてあげるから。」
旧「アリガトウ。」
オリジナル「にしても、風呂まで警備ねぇ。護衛ロボだから当然っちゃあ当然だけど。」
護衛「言っておくが、主のプライパシーは最低限守るためにカメラは体温感知といったものに制限しているからな。」
ネット「そうなんだ。僕だったら最高画質でそのまま撮っちゃってるけど。」
オリジナル「・・・実行してないよな?」
ネット「個人情報は提供できません。」




