奴隷ゲット
「俺が奴隷に! ぐあああ!」
勝敗が決まり、刻まれると契約者に隷属させることのできる貴族御用達の奴隷紋をタイラーに刻む。
順当な結果だな。
「タイラー、何を企んでいたか話しなさい」
タイラーが言うことを聞かざるを得ない状況になり、いの一番にしっかり者のアリシアがそう命令する。
「っ!!」
「話すんだタイラー」
口を噤んで話そうとしないタイラーにロージが直接命令したことで奴隷紋の強制力が働いてタイラーは話し始めた。
「学園長の邪魔をしなきゃならないから1番手のつけやすそうな放課後のボンボンレースへの特訓でやってやろうと思っていたんだ」
「ナンダッテ(棒)」
「なんでそんなことを?」
俺が全部知っていたが形だけ驚いて見せるとロージがさらに深掘りし始める。
タイラーはこちらを見ながら冷や汗を掻きつつ、続きを答え始めた。
「ステップの奴に言うことをきれば、家を建て直してやるって言われたんだ」
「家を建て直す? 学園長にあれだけ迷惑をかけておいてお前って奴はどこまで自分の欲を出して悪さをして恥ずかしくないのか。そのステップという奴もなんで学園長に?」
「てめえのせいだよ、ロージ。学園長は問題治めるためにステップの派閥を潰す羽目になったからな。てめえが俺に素直に殴られて、処分されてりゃ。こんなことにはならなかったのにな」
「黙りなさいケダモノ」
「ぎゃああああああ!」
深掘りの果てにタイラーがロージに内心をぶちまけ始めるとアリシアにビンタされた。
さすがメインヒロインのビンタである2、3メートルはぶっ飛ばされている。
「俺のせいで学園長が……」
「あなたもしっかりしなさいロージ」
メンタル豆腐のロージがさっきの一言で落ち込み始めるとアリシアに叩かれてぶっ飛ばされた。
「そうだな。俺が間違ってた。迷惑をかけて、それをどうにかしなきゃいけないのに尻込みして。俺がやってやるステップを」
ドMなので今の一撃でメンタルを復活させるとそう高らかに言った。
ステップとロージをぶつけようと思っていたがなんだかんだでいい幹事に行っているな。
いいぞこれ。




