納得するやり方
結構鈍いという自覚のある俺でもバレバレだと思っていたのでゲーム上、切れ者として扱われているロージとアリシアなら疑わしいと思ってもしょうがないだろう。
順当に言ったらここでタイラーバイバイとなってしまうが、できればタイラー経由でステップもしょっぴいて欲しいのでタイラーとは是非とも抱き合わせたい。
「できればクラスメイト同士仲良くしていただきたいんですが」
「信用できないです」「碌な事を考えていないことが透けて見えています」
「ま、前のことは水に流そうじゃねえかよ」
タイラーが反省の態度もなく水に流そうなどと言うのでロージとアイリスの表情がさらに険しくなり、思い切り睨みつけるようなものになった。
このまま物腰柔らかく言ってもさらに揉めて大変なことになるのは見えすえているな。
ロージたちのガスが抜けて、なおかつ合法的にこいつらを抱き合わせることができるようにせねば。
「タイラー、あなたに許せと言う資格はありません。2人に納得してもらうには奴隷契約をして生殺与奪の権を握ってもらう他にはないと思います。ですが何もなく命を握られるのもタイラーの本意ではないでしょう。そこでロージとタイラーの2人にお互いの奴隷契約をかけた勝負をしてもらいましょう」
「こいつと勝負で奴隷契約? 楽勝すぎるぜ! 二度とガタガタ言うことができなくしてやるよロージ」
「俺がタイラーと奴隷契約をかけた勝負を?」
どこから自信が溢れるのかは知らないがタイラーが息を吹き返して調子に乗り始めるとロージは焦ったように冷や汗を流し始めた。
実力的には主人公のロージの方が上だがこう見るとわからなくなってくるな。
まあロージがタイラーの奴隷になるとしても別に丸く治るのでいいか。




