魔法陣
「魔法陣に興味があるんですね」
「うん?」
ステップの仕掛けた魔法陣を観察するマーリンに声をかけると不思議そうな顔をして振り返った。
「おお、お主か。当たり前じゃろう。儂が子供の頃からモビーディック家のものによって秘匿されてる技術の結晶じゃからな。気にするなというのが無理というものじゃ」
ゲームではマーリンは森の奥にずっと隠居しているので知らなかったが魔法陣にも興味もあったんだな。
結構尊大なので魔法のパチモンに過ぎんとか思ってそうだと思っていたが。
今回のことがうまくいったらロージは魔法陣の製法を手に入れるからな。
今のうちからマーリンを絡ませて、マーリンも知れるようにしても良さそうだ。
中盤ボスの一人であるステップを倒すためにはどんだけ教育ブーストがあってもいいからな。
最悪なのは負けてゲームとは全く違った展開が生じてしまうことだし。
「私の受け持ちの生徒に指導して頂けたら秘匿されたモビーディック家の魔法陣の技術を知ることができそうですがどうですか?」
「何!?」
早速抱き合わせるためにマーリンに指導をするように誘導しようとすると夢にも思わなかった提案だったのかびっくりした顔をマーリンがした。
「この技術が知れるだと……。受けぬ選択肢がないわ」
快諾完了。
これはステップには万に一にも勝ち目はないな。




