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トレーニング
『はあ。はあ。俺には救世主は無理だ。もう辞めたい』
『薄情者!』
『ぐ!』
学園長室でステップの企ての話を聞いた後にロージとアリシアの元に戻ると、ロージがアリシアのビンタに耐えられるようになりいい感じにパワーアップしていた。
おそらくアリシアと同レベルまではパワーアップしただろう。
本来ならここでこれ以上成長しないように調整する予定だったが、ステップを始末してもらうために更に成長を促進させてもらうことにする。
「基礎はなってきたようですね。では応用に行きましょうか」
近くにあった格闘用の的を二つ掴んでアスレチックコースの向こう側にぶん投げる。
「先ほどの的をアスレチックコースの障害物を避けながらここまで持ってきて下さい。持ってこれるまでご飯は抜きです」
「あれを越えて……」
「そ、それは中々厳しそうですね」
アスレチックコースの障害物と罠を見て二人が絶望するような声を上げると走り出していった。
本番さながら昨日今日乗り始めた二人には厳しいがきっと主人公補正とヒロイン補正で必ずしもクリアしてきてくれるだろう。
クリアしたころには回避と身のこなしのプロだ。
俺は暇だし、ユーデリカのところに茶をしばきに行くか。




