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学生学園長の悪役貴族に転生したので破滅フラグ回避がてらに好き勝手に学校を魔改造にしまくったら生徒たちから好かれまくった  作者: スイセイムシ


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唯一効くもの


魔人の操縦訓練は魔人乱入で一波乱あったが無事に終了した。

気になったことといえば赤ババアの上機嫌と魔人殲滅後に生徒たちの魔人操縦の動きがキビキビしたものに変わったことか。

今回の襲撃をマロンが元々企てたものとなっているため、それを赤ババアが利用してアリシアを襲撃したかと思っていたが狙いは別にあるらしい。

赤ババアのことなのでマロンに罪を被られる状況でアリシアを襲撃して、第2王子、第3王女をまとめて消せるチャンスを不意にしないと思っていただけに意外だ。

今のところ害はないが何が狙いだったのか気になるな。


「ふむ、面白いものだ」


赤ババアが碌でもないなと思っていると12号機の装甲のサンプルに魔法をぶつけて実験していたマーリンがそう呟いた。


「面白いでしょう。ユーデリカが開発したものです」


「やはりあいつは天才か。長い人生を生きた儂でも思いつかんことを思いつくとは」


マーリンが珍しく興奮している姿を見るに持ってきたのは正解だったようだ。


「魔法を無力化とはな。お主の固有魔法は試したか?」


「いえまだです」


「試してみい。これが通用せぬなら完全に破れぬ装甲じゃ」


魔法を受け流すので俺が苦労の末に習得した固有魔法でも無理だと思うがマーリンが興味津々なので試してみることにする。

装甲の一部に指定して掴むイメージをすると装甲の一部が消えた。

意外に効いたな俺の固有魔法──代償魔法。

このまま保持し続けると魔力をバカほど食うので適当な場所に装甲の一部を掃き出す。


「ほう。効くか。概念までも作用してるようだな。お主の固有魔法なら効くな」


いいことを聞いた。

きっとマーリンなら面白がるだろうとサンプルをもらって持ってきたのだがまさか対抗策まで見つけられるとは思ってもなかった。

これでこいつが例え鹵獲されたり、技術漏洩が起きたとしても俺にはどうにかできることになる。


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