HR
「HRを始めます」
主人公が所属するクラス──特別選抜クラスの教卓から生徒たちへ呼びかける。
学園長である俺がなぜこんなことをしているかと言えば、主人公たちの担任教師になったからである。
というのもゲームの担任教師であるゲークスはヒロインをいじめてメンヘラ化させて自滅するだけの迷惑なカスな上に俺がそのエピソードが大嫌いなのでもうすでに罪を洗い出して学園内で処刑しているためだ。
教師不在のここの教師をモブ教師に任せることもできたが、ここ5年間のトラブルの全てを担っている奴らに任せるのは気が引けたので、俺がすることにし、今現在特別選抜クラス──特選クラスの教壇に立っている
「先ほど挨拶させて頂きましたが、改めて挨拶させて頂きます。私は学園長兼このクラスの担任であるマウント・ボンボンと申します」
「へえ、あんたがあの」「王家を乗っ取ろうとしてるって噂の」「同い年じゃないか」「お姉様の婚約者の」
改めて自己紹介をすると序盤最後で主人公にボコされる問題児のタイラーが気色ばみ、主人公グループの委員長のエルシー、主人公のロージ、メインルートヒロインのアリシア様が驚く。
主人公サイドはまあギリギリ常識の範囲内というか、噂に踊らされている感がないでもないが、タイラーがめちゃくちゃ悪い顔しているな。
こいつはマウントと同じでマウント噛ませ犬ポジなので身分下の生徒で目立つ奴にはちょっかいをかけるタチなのでこっちにもやってきそうな感じだな。
主人公にちょっかいをかけるのはゲーム通りなのでいいが俺にちょっかいをかけるのはノーセンキューだ。
これは行動次第では物理的な補習授業決定だな。




