悪くない日常
地下基地に巡航ミサイル搭載後、学園を再開した。
今の所、トラブルメーカーの赤ババアがいないと言うこともあり、問題は皆無だ。
「学園長、何かされるんですか? 手伝いましょうか?」
「いえ、後学のために授業を見学するだけです。お騒がせしました」
問題はないが再開してから生徒たちの態度が恭しい。
平民については前魔人から逃げ遅れているところを助けてやったからで、貴族については敵対した貴族をケジメした上に王族と懇意になったことで一目置かれたかららしい。
平民については常識的で全く問題はないが、若干貴族サイドは権力闘争の臭いを嗅ぎつけて寄ってきている感があるから扱いが面倒だな。
とりあえず平民はこのままポイント稼ぎを続ければいいが、貴族相手には適度な距離感を取る必要があるな。
「授業を見学ですか。魔導力学の授業でしたらご一緒させてもらってもいいですか?」
「いいですよ。私も生徒の皆さんの意見を聞きたいと思っていたのでちょうどいいですし」
「本当ですか! 実は私前魔人騒ぎの時に学園長に助けて頂いて──」
平民の生徒で面倒はないなと思い許可をすると飛び跳ねて喜んだ。
本編が始まる5年は何もなければこんな生活か。
チヤホヤされて、地下基地を好き勝手にいじれるのなら悪くはないか。




