ボロ儲け
「もう10兆貯まったな。いくらなんでもボロ儲けしすぎだろこいつら」
3つ目のアジトを潰すと10兆貯まった。
効率過ぎるなこの仕事。
もう学校再建費用確保完了だ。
金が多ければ多い方がいいからな。
草の根一本残らないまでレベルまで狩るか。
平民にいい顔はできるだけしたいし、ジジイがこの街を冷遇していただけにボンボン家に対する評判は現状で最悪と言っていいからな。
ここでバシッと一発決めた方がいいだろう。
「坊っちゃん、おいたはいけねえな」
アジトを物色していると扉が開いて革鎧のいかにも傭兵団と言った感じの連中が入ってきた。
「少しできるみたいだが。世の中にはルールてのがあるんだ。強者が絶対っていうルールがな」「悪く思うんじゃねえぞガキ。用心棒として雇われてるんでな」「団長、オデの好きにしていい?」
用心棒か。
ま、流石に雇ってるか。
おそらくチンピラよりは強いんだろうが、強さはどんなもんだ。
「いくぞ! 一気に畳み掛けろ!」「うおおおおお!!」
魔法を使わず、数にものを言わせて突っ込んできた。
魔法が使えない物理特化タイプか。
とりあえず1発、新しく解放された水属性中級魔法──範囲攻撃をぶち込んでおくか。
「ウォーターサークル!」
「「「ぎゃああああああ!!」」」
水の波に攫われて壁に打ち付けられると用心棒の集団は全員昏倒した。
「よええええ」
強さ的に先ほどのチンピラたちと変わらない。
「そんな詠唱なしで魔法を使うなんて反則だろ!」
「詠唱なんて使うわけねえだろ。ウォーターボール!」
「ぎゃああああ!」
扉の向こうから一人だけいたのでしっかりと刈り取っておく。
詠唱を使うと魔力があればどんな魔法でも使用可能ではあるが、呪文で精霊を無理やり縛り付けることになるので精霊の好感度が下がって、魔法の熟練度が入らなく上に一定時間魔法の威力と獲得できる熟練度が下がる。
ゲームエアプと魔法エアプのモブしかこんな手間がかかる上にデメリットの多いものは常用しない。
使える魔法は無詠唱で数積んで地道に習得する以外の道はないのだ。
学園では詠唱が基本なので詠唱魔法しか教えてないのでデバフモリモリで生徒たちが使いまくっているが。
主人公がイキるために必要な犠牲な上、学園モブは基本カスなのでこればかりはしょうがない。
学園が再建したら俺も主人公に備えて、詠唱魔法の長たらしい呪文でも覚えて「無詠唱魔法だ! すごい!」するためのアップでもしとくか。
「傭兵団からも回収。回収と。結構持ってんな。こいつらも発見次第積極的に狩るか」




