でしょましょ
米津玄師のでしょましょを聴いている。この曲を聴いていると、心が落ち着くような気がする。世の中にはたくさんの曲があるのだが、この曲はなんだか、自分にとって、拠り所になってくれるような気がする。
本当に、人生がどうしようもない。ほとんどの人間から見殺しにされて、一人きりで生きなければならなくて、それでも自分のためには生きられなくて、そして結局、この曲に行き着く。
どういうわけか、普通に生きることを、許してくれない。それは許されない。なぜかは分からない。しかし、許されない。こういうことに対して、自分はどうしても、怒りを覚えてしまう。
自分の手元には、この世で最も恐ろしい状況が握られているような気がする。誰からも相手にされない、永遠の孤独という状況だ。それを握っていると、手が血にまみれるような気がする。その血の気を、でしょましょを聴いていると感じられる。
そうだ、もうどうしようもない。どうにもならない。なぜ見殺しにされなければならなかったのだろうか。なぜ誰からも相手にされない運命に、遭わなければならなかったのだろうか。そういった悲嘆を、この曲は代表してくれる。
決して凡に生きることはできない。なあなあで生きていったほうがいいのだろうか。しかしそんな気分にもなれない。