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限界を超えるその日まで  作者: オララオ
10/17

家族団らん

自宅に帰宅。時間は六時半くらいだろう。扉を開ける。玄関には両親の靴が置かれていた。いつもならこの時間には家には父さんは居ないはず。だけど、靴があった。仕事がいつもより早く終わって帰ってきたのかな?


「ただいま~~」


父さんが居ることが疑問に思ったが黙って家に入るのはよろしくない。


「おー、おかえりー」


今の声は父さんだ。リビングの方から聞こえた。

リビングに入り、もう一度ただいまと言う。


「珍しいね。父さんがこの時間に家に居るなんて。仕事でも早く終わったの?」

「あぁ、仕事が早く終わってね。それに今日は夜空の新しい学校生活一日目だ。何があったか聞くのが楽しみでね、終わったらすぐ帰ってきた」

「そういうことか」


なんて話していたら、


「話すのは良いけど、夜空は早く荷物片付けて、手洗ってきなさい。ご飯にするから」


母さんがキッチンからそう言った。

それに、家に入った時から漂っている匂い。この匂いから察するに今日の晩御飯はカレーか?カレーは夜空の好物だ。やったね。

今すぐにでも食べたいが、先に言われたことを終わらす。

食卓にはやはりカレーが並んでいた。しかもトッピングに福神漬けとカツが載っていた。うん、これはさては何か企んでいるな?


「すげぇ豪華」


つい本音がもれてしまう。でもこれは仕方のない事なのだ。何せ日光宅のカレーは通常何も載っていない。ライスとルーだけのカレーなのだ。だけど今日のカレーはトッピングまでついているのだ。こんなものを目の前にすると余計にお腹が空くではないか。


「いただきます!」


夜空が一口食べ終わった時に母さんが話を振ってきた。


「初日はどうだった?楽しかった?友達出来た?どんなスキルの授業をしたの?」


なんか、めちゃくちゃ質問された。それに早口だし、沢山聞いてくるから半分くらい聞き取れなかった。


「なんだって?もう少しゆっくり言ってよ」


母さんは繰り返し言った。今度は全部聞き取れた。


「うん、ものすごく疲れた。それにこれから昼食を一緒に食べる友達も出来たよ。スキルはみんな色々だったよ。一人ずつ先生の前に立ってスキルを見せたんだ。だけど、みんな僕が使ったスキルに驚いていたけど」

「そっかぁ、良かった」


分かったぞ。今日のカレーが豪華なのも、母さんが沢山聞いてきたのも。母さんは夜空を心配していたんだ。今までの夜空を知っているから。

学校であったいじめ問題。あれが解決した後、当時の担任の先生が家に連絡を入れていた。中身の話を全部聞いた母さんは真っ先に夜空のケアをしてくれた。まぁ、その後、何で相談してくれなかったのかと優しめに説教されたが。

だから、終始楽し気に話す夜空を見て母さんは安心したのだろう。


「楽しかったみたいで何よりだ。これからも楽しんで生活しなさい。勿論勉強もちゃんとするんだぞ。それに何か悩みでもあるんならすぐに相談するんだ。良いかい?」

「分かったよ。頑張るから」


それから、カレーを完食して、さっき話せなかった事を話した。そして気付いた時にはいい時間になっていたので、風呂に入った。自室に入り、明日の準備をし、自分のベッドにダイブした。

明日も、もちろん学校だ。遅刻はしたくない。明日は何があるのだろうかとわくわくした。

この数分後には、夜空の意識は夢の中。

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