愚者の安寧
...あぁ馬鹿だ
いつまでたっても変わらない
元々の私は客観的にも自身からも愚かだと自覚していた。
全ての差し出された救いの手も、友の存在や私への期待も、自身の置かれた恵まれた環境も、なにもかも無駄にして生きてきた。
結局のところ私は責任転嫁もしてきた。
人間関係に悩めば自身を振り返らずに全てを相手の責任だと思い込み
為すべきことからは逃げ、親類に当たり散らし、勝手に喚いてきた。
必ず人生の節目に失敗してもなにも鑑みず他人が悪い、私は悪くないと周りに押し付け、後悔してはもうなにもかも崩壊している。