第4話~ネタ切れ的なアレ~
太陽がすっかり上りきった頃、彩は目を覚ました。
「おはよー!お兄ちゃん!!」
「ん。おはよー凜」
「凜、昨日のお礼に朝ごはん作ったの!冷蔵庫にあったもの勝手に使っちゃったけどいいかな?」
「凜が俺に作ってくれたの!?ありがとう、嬉しいよ。全然使ってくれて構わないよ」
冷蔵庫のものなんてどうせ買えばいいことだ。
「うふっ、よかった。下で待ってるから、冷めないうちに来てね」
「うん。わかった」
俺はゆっくりと着替えを始めた。
着替えながら、俺は昨日のことを思い出していた。
「そういえば凜昨日の夜12時くらいに、起きて誰かと話してなかったか?」
いや、ただの気のせいか。彩は理解出来ていなかった。それと同時に気づかないでいた。凜が意図的に彩に近づいたことに、、、。
着替えを済ませた彩はリビングへ行き、いつもと違う食卓に驚愕した。
食卓には、沢山の料理が並べられていた。
主食はご飯で、主菜は、目玉焼き。副菜は、レタスなどの野菜サラダだった。他にも多々あるが、1番目に入ったのが薬膳スープだった。
これは昔母が作ってくれた思い出の料理だった。こんなもの作る材料、家にあったか?と思ったが、凜が作ってくれた喜びが勝り気にせず黙々と食べた。
「おいしい?お兄ちゃん」
「あぁ、すごく美味しいよ」
「えへっ、よかった」
凜の笑顔を見ていると、それだけで心の癒しになる。でも、彩にはするべきことが残っている。
「妹を見つけないと、」
ボソッと彩は呟いた。それを聞いた凜は手を止めた。
「どうした、凜?」
「! ううん!何でもない。」
「そうか」
それより、どこにいるんだ。昨日あれだけ電話したのに全然繋がらないし、一体どこで何やってるんだ。
朝ごはん(...時間的に言うと昼だが)を食べたらすぐに凜と話をした。
「大事な話がある」
「イヤ」
「まだ何も言ってない」
「どうせ、警察行くって言うんでしょ」
「そうだ、このままだと俺は犯罪者になる。それは避けたいんだ」
「警察はいや」
凜はびっくりするほど、警察に行くことを拒んだ。
「何か行きたくない理由でもあるのか?」
彩は思い切って聞いてみた。しかし、何も応えてくれなかった。彩はもう半分諦めていた。凜を警察に連れていくということと、、、
妹を見つけることを
今回話が短すぎてすみません。。。
今後1300字以上を目安にしていきます。